頭の中で同じメロディがぐるぐる回って困るときはガムを噛むべし:英研究

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頭の中で同じ曲や特定のメロディがぐるぐる回ってしまうことがあるが、英語ではそれをイヤー・ワーム(earworm)、「耳の虫」と表現する。

ほとんどの場合、「ああ、回ってる~」と思う程度で、耳の虫はたいがい数時間から半日、長くて1日もあれば消えてくれるだろう。だが、それが2日も3日も続いてしまうケースがあるのだとか。

この耳の虫が気になってしょうがない場合、消す方法はあるのか? 英国レディング大学心理学部の研究チームが、「チューインガム」を噛んだ場合の効果を検証した。

「聴いた曲を思い出さないでください」

研究チームは98人のボランティアに、キャッチーなメロディの曲を聴いてもらい、その後、3分間。聴いた曲のことを「思い出さないようにしてください」とお願いした。

それでも思い出してしまった場合、そのたびにボタンを押してもらうことにしたのだが、その際、ガムを噛んでいる状態、ガムを噛んでいない状態、ガムは噛まないが、左右の指先を軽く打ち合わせている状態で、ボタンを押す頻度に違いが出るのかどうかを比較した。

ガムを噛むとあまり思い出さずにすむ

すると、ガムを噛んでいた場合、他の2つの条件に比べて曲を思い出す頻度が低くなることがわかった。また、頭の中でその曲が鳴っている時間も、ガムを噛んでいた場合、他の条件に比べて約30%減ることがわかった。

今後の課題は「自分の声」が回らないようにすること

今回は「耳の虫」に関する検証だったが、研究を率いたPhil Beaman博士は今後の課題として、ガムを噛む行為を応用し、頭の中で自分の声が聞こえてしまう強迫性障害、強迫神経症の改善につなげられないかと考えているそうだ。

レディング大学の研究結果は『Experimental Psychology』に発表された。

ちなみに、今回の実験で用いたのは以下の2曲。

「Play Hard」(デヴィッド・ゲッタ)

「Payphone」マルーン5

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