地中海ダイエットには子宮がんの発症リスクを低下させる効果があるとの研究結果

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flickr_stevendepolo

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野菜や魚やオリーブを多用する、いわゆる地中海ダイエットの健康効果については、心疾患の予防を中心に、さまざまな報告がなされているが、イタリア、マリオ・ネグリ薬理学研究所(IRCCS-Instituto di Ricerche Farmacologiche Mario Negri)の研究により、地中海ダイエットに忠実な食生活を送っている女性は、子宮体がんになるリスクが著しく下がることがわかった。

約5000人分の食生活を分析

研究チームは1983年から2006年にかけて行われた3つの症例対照研究より、5000人分以上のデータを集め、分析を行った。その方法は、被験者が摂取している食べ物を9つの要素に分けた。

  • 多く摂取するもの:野菜、果物・ナッツ類、穀類・イモ類、豆類、魚、一価不飽和脂肪酸
  • 控えめに摂取するもの:乳製品、肉
  • ごく適量摂取するもの:アルコール

地中海ダイエットに忠実だとリスク大幅減

そして、地中海ダイエットに忠実な食生活を送っていたかどうかをスコア化し(9が最も忠実、0は最も非忠実)、子宮体がんの発症との関連を調べた。

その結果、7~9の高スコアだったグループは子宮体がんを発症するリスクが57%下がることが分かった。スコア6でリスクは46%低下、スコア5で34%低下する。

毎日の選択が重要

これらの結果について、論文主執筆者のCristina Bosetti博士は「バランスの取れた健康的な食生活ががんの発生に影響を与え得ることを示している」、「何を食べ、どのように活動するかといった毎日の選択ががんの発症リスクに影響を与えるというこれまでの認識をさらに裏付けるもの」と述べている。

Bosetti博士らの研究結果は『British Journal of Cancer』に発表された。

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