【がんの予防効果もあり】森林浴がもたらす4つのメリット

Text by

  • 2
flickr_Nicholas_T

flickr_Nicholas_T

夏は緑がいちばん美しい季節。梅雨時の少し煙ったような緑もまた趣があるだろう。

森の中を歩くと、気持ちがリフレッシュするのは説明するまでもないが、森林浴には「森林医学」という言葉もあるくらいセラピー効果があるそうだ。本日は、そんな森林浴の効果をいくつかご紹介しよう。

1. がんの予防効果がある

日本医科大学、李 卿准教授の研究グループがボランティアの被験者に2泊3日の森林浴をしてもらい、その前後で採取した血液を比較したところ、森林浴のあとは、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を誘発するNK(ナチュラル・キラー)細胞の数が増えて活性度がアップし、その状態が、1カ月近く持続することがわかった。

日帰りの森林浴でも、効果の持続期間は1週間程度と短くなるものの、NK細胞の数と活性度はアップする。

2. ストレスが軽減される

マツ、スギ、ヒノキといった針葉樹に含まれる香りの成分フィトンチッドには、ストレスホルモンのコルチゾールを減少させる効果がある。

京都大学の研究チームが被験者に、森林浴をしているときと、普段の環境にいるときの気分やストレスレベルを評価してもらったところ、森林浴をしているときは、慢性的ストレスが著しく軽減されていることがわかった。

3. 憂鬱な気分が改善される

近くに大きな森がない場合、街路樹のそばにいるだけでも効果はあるようだ。

ロンドンの研究者が街路樹の密度と抗うつ剤の処方量との関係を調べたところ、1キロメートル当たりの木の本数が増えるにつれ、薬の処方量が減り、街路樹の密度が最も高かった地域では、抗うつ剤の処方量が最も少なくなっていることがわかった。

4. 記憶力がアップする

米ミシガン大学の研究チームが学生を2つのグループに分け、一方には植物園を、もう一方には都市部を散歩させ、その前後で記憶力テストを行って成績を比較した。

その結果、植物園を散歩した学生は、その後の成績が20%近くアップしていたそうだ。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking