【要注意】男性ばかりの職場で働く女性は、対人関係で莫大なストレスを抱えているとの調査結果

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女性の社会進出が進み、これまで男性ばかりだった職場に女性が入ってくることも増えてきた。しかし、「女性差別だ」と言われないために、形ばかりの女性採用を行っている職場も多いという。

米インディアナ大学の研究により、男性が圧倒的に多い職場にいる女性は、対人ストレスの影響を大きく受けていることが分かった。

“男の職場”で女性が直面する問題

これまでの研究で、男性が圧倒的に多い職場にいる女性は、セクハラのほか、孤立しやすい、業績に対する過大なプレッシャーがかかる、同僚の男性から能力や適性に疑問の目を向けられる、昇進がしづらい、目立たない、あるいは目立ちすぎる、社会的支援がないといった問題に直面しやすいことがわかっている。

慢性的対人ストレスは調節異常を招く

ストレスを感じると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されるが、上記のような社会的ストレス要因(対人ストレス)に慢性的にさらされていると、平均的なストレスにさらされている人とは異なる分泌パターン(調節異常)が見られるそうだ。

そして、ストレス反応の調節がうまくいかなければ、病気にかかりやすくなったり、死亡率が上がったりする。

原因はネガティブな職場環境

研究チームは、日常生活で受けるストレスに関する全国調査〈MIDUS National Study of Daily Experiences〉のデータを用い、男性が85%以上を占める職場で働く女性のコルチゾールの分泌パターンを検証した。

そして各女性の個性や職業特性を考慮したうえで分析を行った結果、女性たちにコルチゾールの調節異常が認められること、その要因がネガティブな職場環境にあることが分かった。

後々、健康に悪影響をおよぼす可能性あり

研究者はこの結果について「ネガティブな職場環境が、後々、女性たちの健康に悪影響を及ぼす可能性があることを示している」と指摘している。

インディアナ大学の研究結果は〈American Sociological Association〉(アメリカ社会学会)の年次総会で発表された。

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