野菜ジュース「1本で1日分」はあくまで原料の野菜の量!栄養素はそれ以下?!

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忙しいときでも、外出先でも、手軽に野菜が摂れる野菜ジュース。健康や美容を意識して、飲む習慣があるという方も少なくないのではないだろうか。今は野菜が割高なので、値段が安定しているのもうれしい。しかし、よくある「1本で○gの野菜が摂れる」「1日分の野菜がこれ1本でOK」などのキャッチコピーに惑わされないよう気をつけたい。

microdiet.net」によると、こういった野菜ジュース類の多くは、厚生労働省が推奨する1日分の野菜摂取量350gを下回る量の栄養素しか含んでいないことが、名古屋市消費生活センターの実施した成分分析でわかっているという。つまり、野菜350gを「原料」としているだけであって、使用した野菜の量に対してほとんどの栄養素は少なくなっているそう。

市販の野菜ジュースの多くは、「濃縮還元」という製法に寄って作られているが、「濃縮還元」とは、絞った果汁(野菜汁)に加熱などの方法で水分を飛ばし、4〜6倍程度まで濃縮後冷凍、使用時に水を加えて元の濃度に戻すという製法だ。100%といっても完全に野菜や果物だけでできているのではなく、水が加えられている

もちろん濃縮をせずに、果汁や野菜汁だけでできている商品もあるが、殺菌のために加熱処理をしなくてはいけない。すると、熱に弱い酵素が不活性化してしまうほか、ビタミンCも激減してしまう。

また、食物繊維には「不溶性」と「水溶性」の2種類があるが、野菜ジュースは飲みやすくするために不溶性の食物繊維を取り除いてしまっている。国民生活センターの調べに寄ると、野菜系飲料の1パッケージ(200ml)あたりの食物繊維量は、緑黄色野菜120g当たりに含まれる量(推定値)と比べると、ほとんどの商品が半分以下だそう。

野菜ジュースはあくまで補助的に取り入れるものだと心得たい。もちろん、清涼飲料水を飲むことがあるくらいなら野菜ジュースを選ぶ方が健康的だと言えるだろう。

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