建物や大きな構造物を作れる3Dプリンターロボット登場

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3Dプリンターというと、拳銃や著作権を侵害した製品の製造といったネガティブなニュースばかり見聞きしがちだが、生産業や流通だけでなく医学や災害対策など幅広い分野に活用されている。

ただし、現時点では3Dプリンターのサイズで作れるものの大きさが決まってしまい、巨大なモノをプリントできないという弱点があったが、自ら動いてプリントすることで建築の構造物を印刷できるロボット「ミニビルダー」が登場した。

巨大モノはプリンターが動いて作ればいいという発想

このロボットは、バルセロナにあるIAAC(カタルーニャ高等建築研究所)の研究チームが開発したもので、それぞれ違った役割を持つ小型ロボットたちがローカル測位システムで自分の位置を把握し、自ら動いて作成する仕組みになっているのだ。

ロボットの種類は土台部分を作る土台ロボット、壁や天井、窓を作るグリッパーロボット、構造物の表面に真空の吸盤を当てて強度を与えるバキュームロボットの3つと、ロボットたちに建築材料を送る供給ユニットがある。

このミニビルダーの初仕事はバルセロナにあるデザインミュージアムでデモンストレーション作品を作ることだったが、土台ロボットがグルグル回ってオブジェクトを作る様子はろくろを使った陶器作りを思わせるだろう。

[vimeo]http://vimeo.com/97976677[/vimeo]

制作速度や仕上がりなどにまだ課題がありそうだが、「大きなモノは作りにくい」という3Dプリントの問題点を解決したミニビルダー。建設現場に3Dプリンターが入るのはそんなに先のことではないかもしれない。

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