テレビゲームで高齢者の脳力アップ! 12時間のプレイで50歳若返り

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テレビゲームで健康な高齢者の注意力や集中が向上する──。アメリカの研究チームが驚きの研究成果を発表した。訓練後には高齢者がなんと20代より優秀な成績を収めたというが、どんなゲームでも良いというわけではない。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のアダム・ガザレイ博士らが9月4日に英科学誌「Nature」に発表した研究では、健康な約70~80歳の被験者16人に、注意力や集中を向上させるように設計された運転ゲームを自宅のノートパソコンで12時間プレイさせた。すると、訓練後には成績がおよそ50歳も若返ったという。マルチタスクの能力や記憶力の向上も確認された。能力は半年後も高いままで、ゲームで伸びた能力をさらに上回っていた

ただし、ゲームなら何でも良いというわけではない。能力を向上させるには具体的な目標の下に開発を進める必要があり、一定の基準も満たさなければならない。ゲームが効果的なことを研究によってかめることも大切だ。ガザレイ博士は、「テレビゲームが全ての病気を治す万能薬だとは思わないでほしい」と語っている。

日本でも「脳トレ」をうたったゲームが流行したが、今回の研究は人間の脳がいつまでも成長を続けることをあらためて示してくれた。研究が進展していけば、高齢者が自宅でテレビゲームに興じる姿が当たり前になるのかもしれない。

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