スプレーもコーティングもなしで超撥水! 空気で水や汚れをはじく新技術を開発

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アウトドア用品やかばんなどを水から守りたいときに便利な撥水スプレー。表面を特殊な素材でコーティングして撥水性を持たせた製品も多く販売されているが、これからは製品そのものを撥水加工する時代になるかもしれない。物体の表面をナノスケールで加工することで水や汚れをはじく技術を、米エネルギー省が開発した。

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今回の技術で加工された表面を電子顕微鏡で見てみると、円すい型のナノコーンが無数に並んでいる様子が分かる。表面に水滴を落とすとまるでボールのように跳ね返り、勢いよく水滴が落ちて細かな水滴に分裂しても完璧にはじき返している。今回試作されたナノコーンは高さ20ナノメートルだが、半分の10ナノメートルにしてより大きな効果を持たせることも可能だという。

ナノコーンが水をはじく仕組みは、ハスの葉や昆虫の外骨格に見られる自浄機能と似たものだ。ナノコーンの間に空気を捉えると、空気の層が水を押し返し、ほこりや汚れも一緒に表面から遠ざけることができる。

今回開発した技術は、車のフロントガラスやキャンプ用品などへの応用が期待される。水をはじくためにスプレーやコーティングなどで他の素材に頼る必要は、なくなるのかもしれない。

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