地方銀行の再編成が加速?横浜銀行と東日本銀行が統合に向け最終調整

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「横浜銀行」と「東日本銀行」が経営統合に向けた交渉を進めていることが分かった。

統合すれば、最大の地方銀行グループに!

横浜銀行と東日本銀行は、2016年春に持ち株会社を設立し、両行が子会社として傘下に入ると見られている。統合後の総資産はおよそ15兆8千億円となり、ふくおかフィナンシャルグループを抜いて最大の地方銀行グループになる。

横浜銀行は、神奈川県を中心に展開。総資産額は12.8兆円で地銀第2位となっている。また、モーニングスターによる「Gomez地方銀行サイトランキング」で2年連続1位を獲得しているなど、評価が高い地方銀行だ。

一方、東日本銀行は、総資産1.8兆円。東京や茨城県などに多く店舗を展開している。

今回の統合は、横浜銀行と東日本銀行の店舗網の重複が少ないことから、統合することで顧客基盤や収益力の拡大が見込めるという判断によるものとみられている。

統合のメリットに疑問の声も

しかしネット上には、今回の統合のメリットを疑問視する声も寄せられている。

横浜銀行と東日本銀行は、「経営統合の可能性を検討していることは事実だが、現時点で決定した事実はない。今後、開示すべき事実を決定した場合には速やかに公表いたします」と発表している。

金融庁は、地銀の再編を呼びかけ

地方銀行は地域のリーディングカンパニーとして、地域活性化に向けた融資などが期待されている。しかし、人口減少による経営悪化などから、その先行きが不安視されている。

2013年12月には、金融庁が10年後の人口予測と中小企業取引の採算を試算した資料を全地方銀行に配り、危機感を訴えた。

また、今年1月には、金融庁幹部が地方銀行の頭取に向けて、「経営統合などを経営課題として考えてほしい」と発言。また、金融庁幹部は「今年は答えを出す年にしてほしい」とも述べたという。

2014年10月1日には、「東京都民銀行」と「八千代銀行」が経営統合を行っている。今回の横浜銀行と東日本銀行の統合を受けて、今後、地方銀行の再編成が加速することが予想される。

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