「ギンナンが臭い」と自治体に苦情が相次ぐ…ネットには賛否両論の声

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flickr_Toshihiro Gamo

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ギンナンの「におい」を巡ってのトラブルが増加している。

ギンナンのにおいで自治体に苦情も

秋になり、木々が色づいてきた。そんな中、紅葉で有名な「イチョウ」を巡って、トラブルが発生しているという。

イチョウの木は、景観の向上などの観点から、全国で植栽されている。しかし、イチョウの雌株になる実「ギンナン」は踏みつぶすと悪臭が発生する。

この「においについての苦情」が各自治体に寄せられているというのだ。

大阪府の御堂筋では苦情が殺到

イチョウ並木の名所である大阪の御堂筋には、ギンナンのにおいに関する苦情が殺到しているという。

高級ブティック店が多く並び、大型イベントなども開催される御堂筋は人通りが多いことから、ギンナンが潰されやすく、においが漂っているという。

大阪市北部方面公園事務所の担当者はこうつぶやいている。

昔は秋の風物詩として楽しんでもらえたのに……

公園では、毎年ギンナン落としを行い、ギンナンを市民に配っているという。

川崎市は、潰れる前にギンナンを回収

川崎市では、自転車の通行量の増加などによりギンナンが潰れることが増えて、においの苦情が多く寄せられるようになった。

そこで、川崎市は今年の11月8日から、市役所通りのイチョウになったギンナンの配布を開始。管理業者に回収を依頼し、食べやすいように下処理をしたうえで、1袋120g入りのギンナンを配布している。

ネット上には多くの反響

このような状況に、ネット上には多くの反響が寄せられている。

「ギンナンのにおいも我慢できないほど、心の余裕がなくなっているのかなぁ」と指摘する声もみられた。

ギンナンのにおい成分は「足の悪臭」と同じ?

ギンナンのにおいの元は、「酪酸」と「ペプタン酸」。この2つの物質は、人間の足の悪臭の原因物質とも言われている。

イチョウ並木など、イチョウの木が多い場所で生活している人にとっては、ギンナンのにおいは深刻な悩みのようだ。

ソウルでもギンナンのにおいが問題に…

ギンナンのにおいは、海外でも問題になっている。

ソウルでは、イチョウの木の下を歩くときは、ギンナンを踏まないようにみんな下を向いて歩いているという。

ソウル市は市の木にイチョウを採用しており、2013年末時点でのイチョウの街路樹数は約11万4198株。

ソウル市はこの問題を受け、市の中心部に植えられているイチョウを全て雄株に植え替える計画を発表した。

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