電子タバコから「発がん性物質」が検出!紙巻きタバコの10倍以上だった製品も

2014年11月28日 12時08分

2014年11月28日 14時23分

たばこの健康影評価専門委員会 望月委員提出資料
たばこの健康影評価専門委員会 望月委員提出資料

国内で流通する一部の「電子タバコ」に、発がん性物質が含まれていることが判明した。

発がん性物質が、たばこの10倍以上の製品も

27日に行われた「たばこの健康影響評価専門委員会」で、国内で流通する一部の電子タバコに、「ホルムアルデヒドなど複数の発がん性物質」が含まれるという調査結果が報告された。

中には、紙巻きたばこの煙の10倍以上だった製品もあったという。専門委員会は「健康への影響は否定できない」と述べている。

電子たばことは?

財務省は、電子タバコをこのように定義している。

電子タバコは、カートリッジに入った液体を電気的に霧状にして吸引する、一般的には紙巻たばこに似せて作られた製品

電子タバコは、大きく分けて「バッテリー」、「カートリッジ」、「カートリッジ内の液体を加熱して霧化させる部分」で構成されている。カートリッジ側にある吸い口から吸引すると、カートリッジの液体が霧化されて蒸気になり、吸い口に流れていく仕組みだ。

電子タバコは、世界に466銘柄、7764種類の溶液がある。中には、「大麻味」や「果物味」などの製品もあるという。

禁煙に効果がある?

禁煙・分煙意識の高まりや、たばこ税の増税、禁煙への手段など、さまざまな理由で電子タバコが使用されている。

しかし、中にはニコチンを含まないとしている製品からニコチンが検出されたりと、安全性への根拠は不十分なようだ。

さらに、国民生活センターはこのように述べている。

禁煙または減煙効果は、はっきりしないと考えられるため、その効果を期待して継続的に使用することは避ける

安全性が確認されるまで、電子タバコを安易に使用することは避けた方がいいのかもしれない。

ネット上の声

厚生労働省の発表を受け、ネット上には多くの反響が寄せられている。

たばこの代わりに普及し始めた「電子タバコ」から発がん性物質が検出されたことに、驚いている人が多いようだ。

流行初期である今のうちに、対策が必要

国立がん研究センターたばこ政策研究部長の望月友美子委員は、このように指摘している。

 米国では青少年の利用が増えている。日本では流行の先駆けをとらえる必要がある

流行初期にある今のうちに、電子タバコの成因と実態、影響を的確に把握し、正しい製品づくりと利用方法を整備することが重要となる。

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