日本海で「メタンハイドレート」を含む地質サンプルの取得に成功!新たな資源への期待が高まる

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「経済産業省」ニュースリリース

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新たなエネルギーとして期待されている「メタンハイドレート」の調査が進んでいる。

新たに746箇所で存在を確認?

経済産業省は25日、「メタンハイドレートの資源把握に向けた調査」で、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造が、746箇所存在することが確認されたと発表した。

「経済産業省」プレスリリース

昨年確認された225箇所と合わせると、2年間で971箇所確認されたことになる。

日本海側でサンプルを採取!

また、上越沖と秋田・山形沖の調査海底3箇所で、表層型メタンハイドレートを含む地質サンプルを取得した。

日本海側でのサンプルの採取は、これが初めてとなる。

メタンハイドレートとは?

メタンハイドレートとは、地中で死んだ動植物から出たメタンと水が、低温・高圧の状態で結晶化した物質。

触ると冷たく、大量のメタンを含んでいるので勢いよく燃えることから、「燃える氷」とも呼ばれている。

日本周辺の海底には、年間の天然ガス使用量の100年分以上に相当するメタンハイドレートがあるといわれており、将来のガス資源になるのでは、と期待されている。

ネット上の声

この発表を受けて、ネット上には多くの反響が寄せられている。

新しいエネルギーに期待する声がある一方、国内外で問題の火種となるのではないか、と心配する声も見られた。

「コスト」や「環境への影響」が課題

新しいエネルギーとして注目されているメタンハイドレートだが、課題もある。

地中深くに存在し、固形を保つには低温・高圧が必要とされるメタンハイドレートの回収は難しく、多額のコストがかかるとみられている。また、採取に伴う周辺海域への影響も懸念されている。

さらに、メタンは二酸化炭素の20倍も温暖化へ影響を与えるとされていることから、温暖化を加速させることにならないか、という心配もある。

経済産業省は今後も、引き続きメタンハイドレートの広域調査とサンプルの取得を行っていく方針だ。

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