「有給休暇の取得時期を企業が指定」することが義務化に?ネットには不安の声が続々

Text by

  • 3
123RF

123RF

有給休暇の取得時期を企業が指定することが義務づけられるかもしれない。

有給取得時期を企業が指定へ?

読売新聞の報道によると、政府が国会に提出する「労働基準法改正案」の骨組みが明らかになったという。その内容は、「従業員が有給休暇を取得する時期を指定することを、企業に義務付ける」というものだ。

現在日本では、有給休暇の取得率の低さが問題となっている。

オンライン旅行会社のエクスペディア・ジャパンの調査によると、2014年の日本の有給取得率は50%。アメリカの有給取得率(74%)やフランスの取得率(100%)などと比較すると、世界的にみても有給取得率が低い状況が分かる。

政府は有給休暇の取得時期の指定を企業に義務付けることで、有給を確実に取得させ、ワーク・ライフ・バランスの実現を図るのが狙いだ。

ネット上には効果を疑問視する声が多数

この発表を受け、ネット上には多くの反響が寄せられている。

中には、「素晴らしい」と称賛する声もあったが、その多くは「これで本当に有給が取れるようになるのか」「好きな時期に有給が取れなくなるのでは」などと不安視する意見だった。

会社の休日を「有給日」に指定されたら?

ネット上には、「企業が盆や正月など、もともと会社が休みの日に有給休暇を取るように指定してくるのでは」と心配する声が多数見られた。

このようなケースはどうなるのだろうか?

弁護士ドットコムによると、もともと会社の休日である日に有給休暇を取得させることは、法律で決まっている有給日数を与えないのと同じで、「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」となる可能性があるという。

しかし中には、今まで休日にしていた盆や正月を休みにせず、有給に指定する企業が現れるかもしれない。有給取得期間の指定の義務化は、ワーク・ライフ・バランスの実現に本当に貢献するのだろうか。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking