「残虐」との訴えを受け、ZARAで”アンゴラウサギの毛を使った商品”の販売が中止に

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アパレルチェーンの「ザラ(ZARA)」で、アンゴラウサギの毛を使った商品の販売が中止されることになった。

インディテックス全傘下で販売中止に

「ZARA」などを展開する世界ファッション大手の「インディテックス」が、傘下の全てのチェーン店で「アンゴラウサギの毛を使った商品の販売を中止する」と発表した。

現在残っているアンゴラウサギの毛を使った商品在庫(約2万点)は、レバノンのシリア難民に寄付するという。

活動家が「残虐さ」を訴え

インディテックスがアンゴラウサギの毛を使った商品の販売中止を決めた背景には、活動家らによる反対キャンペーンがある。

アンゴラウサギの毛は柔らかくて肌触りが良く、ジャケットや靴下などの服飾に使用されている。

そのアンゴラウサギの毛の世界一の供給国は中国で、約90%のアンゴラ製品が中国で生産されている。しかし、その製造方法が「残酷だ」として、活動家らが反対キャンペーンを行っている。

生きたまま、毛をむしり取る

アンゴラ製品の約90%を生産している中国では、動物福祉に基づいた罰則も規定もないために、酷いウサギの取扱い方が多くの生産場所で行われている。

その作業は、とても残虐。ウサギの足をひもで縛って体を引っ張るなどし、その毛を手作業でむしり取っているのだ。乱暴な作業に、声帯が無く本来は鳴かないはずのウサギが、何度も悲鳴をあげているという。

このような作業は2~3年ほどの間、毛が生える度に行われる。そして、ウサギはその後食肉として売られていく。

世界大手アパレルが続々と使用中止に

このような生産状況を受けて、「GAP」や「ランズエンド」、「カルバン・クライン」など世界大手アパレルが続々とアンゴラウサギの毛を使った商品の使用中止に踏み切っている。

また、飼育環境が良好な農場での毛を使用する「H&M」や、ブラシで採取された毛の使用のみを認める「フォーエバー21」など、規制を設けた企業もある。

しかし「ベネトン」など、世界大手ブランドの中には、まだアンゴラウサギの毛を使っている企業が存在する。

ネット上には「この動きを広めて」という声

今回の「ZARAでのアンゴラウサギの毛を使用した製品の取扱い中止」を受け、ネット上には多くの反響が寄せられている。


「この流れが、もっと広まればいい」という意見が多く見られた。

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