教育再生実行会議が「大学を若者中心から、全世代向けに転換」するよう提言へ!

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大学に対して、従来の「若者中心」から「全世代向け」への転換を求める提言が行われる。

高校や大学までの知識では不十分?

産経新聞の報道によると、教育再生実行会議が4日、大学などに対して「現行の若者中心から全世代向けのカリキュラムへの転換」を求める提言を、安倍晋三首相に提出することが分かった。

提言では、生涯を通して活躍していくためには高校や大学までの知識では不十分と指摘し、社会人になった後も大学で学び続けていく必要性を強調する。全ての人が生涯学び続けられる社会を目指すという。

スマホで視聴できる授業の開設等を求める

提言には、以下のようなことが盛り込まれる。

  • 大学で社会人向けコースを充実させる
  • 子育て中の女性など向けの、保育環境を整備する
  • 放送大学に、24時間学べるようにスマートフォンでも視聴できる授業の開設
  • 女性の職場復帰や再就職支援
  • 休学や在籍期間の弾力的な運用
  • 自治体や企業と連携しての、実学を重視した教育プログラムの開発
  • 全公立小中学校を地域住民や保護者が運営に参加する「コミュニティースクール化」
  • 高齢者が大学の近くに住んで、生涯学習や若者と交流する

全員参加型社会への実現を目指し、女性や高齢者の活躍支援も明記されている。

「費用や環境」を懸念する声

この提言を受けて、ネット上にはさまざまな反響が寄せられている。

  • やったぜ、夢への扉が設置されるかも!
  • 土日だけで卒業できる国立大学院お願いします
  • 実際に行ける環境の人はどれくらいいるのかなぁ
  • それに伴う休職や時短勤務も普及してほしい
  • 内容的には賛成だけれど、それだけお金に余力がある人がどれだけいるか?
  • いいことだと思うけど、学費が安くならないと厳しい
  • 採用システムを新卒ありきにしなければいいんじゃない

賞賛の声がある一方で、時間や費用、卒業後の就職などに対する不安を述べて「実際にはどれだけの人が行くことができるのか」と疑問視する意見が多数みられた。

国立大で年間54万円の学費?

大学に通うにはどの程度の学費が必要になるのだろうか?

国立大学に通う場合、30万円程度の入学料と毎年54万円ほどの授業料が必要だと言われている。

私立大学では、文系の場合は入学料およそ25万円と授業料が年間75万円程度、理系の場合は入学料およそ27万円に授業料が年間100万円ほどかかるとされている。他にも、年間17万円ほどの施設設備費や教科書代、研修費などもかかる。

社会人向けコースの学費がどの程度になるかは分からないが、現状のままでは、大学で学びなおすことができるのは、時間とお金に余裕のある者だけになるのではないだろうか。

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