「弁護士の懲戒処分件数」が過去最多の101件に!司法制度改革が影響か?

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弁護士の懲戒処分件数が、過去最多となった。

昭和25年以降最多

日本弁護士連合会(日弁連)は4日、平成26年の「弁護士の懲戒処分件数」が101件だったと発表した。

これは、統計を取り始めた昭和25年以降、最多となる懲戒処分件数だ。

弁護士からの「除名」が6件

懲戒処分の内訳は、「戒告」が55件、業務停止が32件、退会命令が3件、除名が6件となっている。

56歳の男性弁護士が預り金1億5千万円を着服したなどの6件に、最も重い「除名」処分が下された。
除名処分では、依頼者から管理を委託された預り金を着服する事例が目立っている。

弁護士過剰が影響か?

弁護士の間で、競争の激化による仕事の減少が深刻な問題となっているという。

法科大学院の導入などの「司法制度改革」により、弁護士数が一気に増加した。

日弁連「弁護士数の推移」

平成26年3月末時点での弁護士数は3万5045人。10年前の約1.7倍、20年前の約2.4倍に増加している。

弁護士が低収入化?

弁護士の数が増加したことで、弁護士間で競争が激化し、仕事は減少の一途をたどっているという。国税庁の発表によると、平成26年には年間所得が70万円以下の弁護士が5508人いた。

司法修習生からは、このような声が届いている。

一応司法試験に合格して社会で活動しているのに、収入がまったく得られないのは不安です

このような、弁護士が置かれている厳しい状況が、懲戒処分件数の増加に何かしらの影響を与えているのかもしれない。

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