下関市長が不合格論文を母校に持ち込み「博士論文にできないか」と相談

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山口県下関市の中尾市長が、下関市立大学に提出し不合格になった論文を、下関市内にある別の大学に持ち込んでいたことが分かった。

市立大の学長に直接抗議

下関市の中尾市長は、下関市立大学の大学院経済学研究科に提出した論文が通らず、修士不合格となった。これを受け市長は、公用車で下関市立大学を訪れ、吉津学長にこのように抗議したという。

判定には納得がいかない

市長への直接抗議には、秘書課長も同伴していたという。市長は、論文の不合格に納得がいかないとして、下関市立大学に情報公開請求をする意向も示していた。

母校に「博士号をもらえないか」と相談

市長は9日、同じ下関市内にある東亜大学を訪れ、櫛田学長らにこのように相談したという。

論文を書き直し、東亜大の博士論文にできないか

市長は以前、東亜大学の大学院に通っており、2001年に東亜大で修士号を取得している。市長の相談に対して東亜大学は「論文を指導する専門の教員がいるかどうか不明」と答え、明確な回答はしなかったという。

大学は「受けるわけにはいかない」と説明

その後、東亜大学は読売新聞の取材にこのように答えた。

他大学の修士課程に出した論文を受け付けるわけにはいかない。博士号を取得するには博士課程に進むことが必要だと話した

博士課程に進まず、論文だけ提出して博士号を取得するのは無理な話のようだ。

ネット上には「恥の上塗り」という声

この市長の行動に、ネット上には多くの反響が寄せられている。


不合格論文を他大学に持ち込むという市長の行為に批判の声が集まっている。

市長は「何も申し上げることはない」と謝罪

中尾市長は16日の記者会見で、このように謝罪した。

混乱を招いて市民に迷惑をかけた。決定は覆らないということなので、これ以上何も申し上げることはない

市長は下関市立大学への情報公開請求の方針も撤回するという。

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