シャープ、国内で3千人を人員削減か!?残った従業員もボーナス半減

2015年03月19日 10時40分

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123RF
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シャープが国内外で、大規模な希望退職者の募集をする方針だという。

国内従業員の1割超を人員削減か?

日本経済新聞の報道によると、シャープが2016年3月期に、国内従業員を対象に希望退職者の募集を行う方針を固めたという。

募集する希望退職者の数は、およそ3千人規模になる見通し。2014年12月末時点のシャープの国内グループ従業員数が約2万4千人だったことから、国内従業員の1割をこえる人員削減となる。

主力事業の不振が響く

シャープでは、テレビ事業や太陽電池事業などの不振により、2015年3月期の連結決算で赤字が2千500億円に迫る見通しとなっている。経営再建のためには高コスト体質の是正が必要と考え、従業員の削減を行うことを決めたとみられている。

希望退職者の募集に伴い、退職金の積み増しなどで約300億円の経費が経常される予定だ。

海外でも2千人超を人員削減か?

シャープは海外でも人員削減を検討しているという。

人員削減が行われるのは、北中米など。海外従業員のおよそ1割にあたる2千人超の従業員を削減するとみられている。

シャープは「決定した事実はない」とコメント

この大幅な人員削減報道に対して、シャープは19日、以下のようなコメントを出した。

当社では抜本的な構造改革を踏まえた様々な検討を行っておりますが、決定した事実はありません

シャープによると、固定費全体を対象として、削減についてさまざまな検討をしているが、取締役・執行役員の報酬返上等以外に決まったことはないという。

執行役員の報酬を2割削減

シャープは、「執行役員の月額報酬を4月から、最大20%削減すること」は明らかにしている。

月額報酬の削減は9月までの予定となっているが、業績によっては延長も検討するという。また、執行役員の夏の賞与はゼロとなる。

春闘で「夏のボーナスを半減する」と回答

また、賞与の削減も行われる。シャープは18日、2015年春闘で労働組合に対して「夏のボーナスを2014年夏・冬の2ヶ月分から1ヶ月分に半減する」と回答した。なお、定期昇給は凍結せず、賃金体系は維持となる。

しかし、人件費抑制のために、国内従業員の給与水準を引き下げることは避けられない状況のようだ。シャープは今後、賃金削減幅を詰め、労働組合に提案するもようだ。賃金削減は、2016年3月期から一律1.5%程度の下げ幅で検討されているという。

人員や賃金の削減、福利厚生の見直しなどを行い、500億円規模の固定費削減を目指しているとみられている。

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