焼肉バイキングで集団食中毒、入院していた中3女子が死亡!カンピロバクターが原因か?

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厚生労働省「カンピロバクターによる食中毒について」

厚生労働省「カンピロバクターによる食中毒について」

北海道栗山町の焼肉店「とんとん亭」で3月19日にバイキングを食べた後、腹痛などを訴えて札幌市内の病院に入院していた中学3年の女子生徒が死亡した。

14人に食中毒症状

岩見沢保健所によると、19日に栗山町内の飲食店を利用した1団体21名中14名が、21日から「下痢」や「発熱」、「腹痛」などの食中毒症状を訴え、11名が医療機関を受診していたという。

そのうち、中学3年の女子生徒1人が札幌市内の医療機関に入院した。その後、女子生徒は様態が悪化し、1日の午後0時45分頃に死亡した。

便から「カンピロバクター」が検出

岩見沢保健所が症状が出た12名の便を検査したところ、3月27日までに5人の便から「カンピロバクター属菌」が検出された。

保健所は、症状が出た人が共通してカンピロバクター属菌に感染する機会は、19日の飲食店での喫食以外にないことなどから、本件を同飲食施設で提供された食事を原因とする食中毒だと断定した。保健所は飲食店に4日間の営業停止を命じた。

北海道警などが、食中毒と死亡の因果関係を調査している。

多発するカンピロバクター食中毒

カンピロバクター食中毒が国内で多発している。

平成26年12月、鹿児島県の居酒屋でコース料理を食べた男女12人がカンピロバクター食中毒になった。9月には、さいたま市の飲食店で鶏ささみやレバーなどを食べた3人がカンピロバクター食中毒になっていた。

平成26年のカンピロバクター食中毒患者数は1893人にのぼる。

カンピロバクターで死亡例も

カンピロバクター食中毒は、鶏肉や牛レバーなどからの感染が多く報告されている。数百個程度の菌を接種しただけでも感染し、感染してから症状が出るまで2~5日とやや長い期間がかかる。

感染すると、下痢や腹痛、発熱などの症状が出るが、多くの患者は1週間で治癒する。しかし、高齢者や若齢者、抵抗力の弱い物が感染すると重症化する恐れがあり、まれに危篤となったりや死亡する例もある。

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