入れ墨があっても入浴OKに!?星野リゾートが「タトゥーカバーシール」を導入へ

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入れ墨(タトゥー)を入れている人も温泉などの浴場に入れる時代が来るかもしれない。

10月から「タトゥーカバーシール」を配布

星野リゾートは15日、定例プレス発表会で「タトゥーカバーシール」の試験運用を始めると発表した。

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」では現在、タトゥーのある客の入浴を認めていない。しかし、今年10月1日から8cm×10cmのタトゥーカバーシールを配布し、そのシールでカバーできる場合に限り大浴場での入浴を可能にする。

訪日外国人の増加が影響

星野リゾートが「タトゥカバーシール」の試験運用に至った背景には、訪日外国人の増加がある。日本政府観光局によると、2015年2月の訪日外客数は前年同月比57.6%増の138万7千人。2014年3月から12ヶ月連続で月間訪日外客数が100万人を突破している。

星野リゾートの星野佳路社長は今回の取り組みについてこのように説明した。

デザインタトゥーのような小さな入れ墨や、文化的理由で入れ墨のある外国人客の入浴を断るのがいいのだろうか。訪日客が増える時代に合った何らかの新しいルールをつくれないか、全国の温泉地や温泉旅館と一緒に考えていく機会にしたい

タトゥーシールの試用運用の成果や課題を検証して、その後の対応を決めるという。

なぜ浴場は「入れ墨NG」なのか?

現在、日本のほとんどの温泉や浴場で「入れ墨不可」とされている。なぜ「入れ墨」が入っている人は入浴を断られるのだろうか?

江戸時代、見せしめの対象として罪人の腕などに入れ墨を入れるという罰があった。

また、明治時代(1872年)に入れ墨を禁止する太政官令が出されてから1948年まで、日本では入れ墨は非合法とされていた。それにも関わらず、暴力団などは入れ墨を使用し続けていたことから、入れ墨に対して威圧的なイメージが持たれるようになった。

各家庭に風呂がなく銭湯に行く人が多かった時代、周囲に威圧感を与える入れ墨を規制の対象として一般利用客の安全と安心を確保したのだと考えられる。

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