中国、マナー違反した観光客の「ブラックリスト」を作成!ネットで実名公開

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中国観光局が、悪質なマナー違反をした観光客のブラックリストをネット上で公開した。

実名ブラックリストを公表

中国は先月から、「観光客のマナー違反行為記録管理暫定制度」を開始した。悪質なマナー違反をした観光客の実名をブラックリストに掲載し、それを公表するという罰だ。

国内外で中国人観光客のマナーの悪さが問題視されていることを受けて、中国政府は国家イメージを損なわないように観光マナー向上に取り組み始めた。

リストを警察や銀行などへ通知

ブラックリストに載せられるのは、以下のような行為をした者。

  • 飛行機などの公共交通機関内の秩序を乱す
  • 公共施設や遺跡、文物を壊す
  • 社会に重大な悪影響を与える

ブラックリストは警察や税関、銀行などに通知されるので、出国や銀行取引にも影響が出る可能性がある。

第一弾を公開

今月、制度が施行されて初めてブラックリストが公開された。

ブラックリストに載ったのは「航空機内で暴れる」「飛行機の非常脱出口を開ける」「彫像にのぼる」という行為をした4人。

「航空機内で暴れる」で2人

航空機内で暴れたのは、タイツアーに参加した観光客ら2人。

昨年12月バンコクから南京に向かうタイ・エアアジアの機内で、乗務員にインスタントラーメンのお湯が有料だと言われたことから口論になり、できあがったインスタントラーメンの熱湯を乗務員にかけたり、罵る、脅すなどの恐喝行為をした。

彼らは2017年3月23日までの2年間、ブラックリストに掲載される。

飛行機の非常脱出口を開ける

飛行機の非常脱出口を開けたとしてブラックリストに掲載されたのは、北京出身の男性。

今年1月、昆明発北京行の航空機内で、飛行機の遅延に怒って離陸前に非常口の扉を開けようとしたという。彼も、2年間のブラックリスト掲載となった。

10年間リスト掲載も

彫像にのぼって記念撮影した男性は、10年間ブラックリストに掲載されることになった。

男性は先月、陝西省延安市で紅軍兵士の彫像にのぼって写真撮影をした。この様子を他の観光客が撮影してネット公開し、批判を浴びていたという。

学校で「マナー教育」も

中国では、観光客のマナーを高めるためにブラックリストの他にもさまざまな対策に乗り出している。

中国国家観光局は4月、旅行会社が出発前にツアー参加者に指導を実施することや、参加者の中から「マナー指導員」を選び、添乗員と一緒にツアー客のマナーを監督するというマナー向上業務強化についての「指導意見」を発表した。

上海市は、旅行に関するマナーを市内の小中学校や高等教育機関で教える方針を出した。また、航空会社やホテル、旅行会社などと連携してマナー違反行為を通報してもらい観光客の責任を追及することなども計画している。

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