箱根山の「噴火警戒レベル3」への引き上げで、小田急電鉄など関連株が急落

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箱根町HP「観光客の皆様へ」

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箱根山の噴火警戒レベルが3に引き上げられたことを受けて、箱根関連株が急落している。

噴火警戒レベルが「3」に

気象庁は30日、箱根山の噴火警戒レベルを「2」の火口周辺規制から「3」の入山規制に引き上げた。

大涌谷周辺の想定火口域から700メートルほどの範囲までに影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけている。

半径1キロに避難指示

噴火警戒レベルの引き上げを受けて箱根町は、大涌谷周辺の半径約1キロメートル(姥子・上湯場・下湯場・箱根早雲峡別荘地の一部)に避難指示を発令。

避難指示が出た範囲には次のような建物があり、およそ40人が住んでいるという。

  • 住宅 2棟
  • 宿泊施設 8棟
  • 日帰り温泉施設 1棟
  • 宿泊施設の従業員寮 1棟
  • 会社 1棟
  • 別荘 12棟

また箱根町は、県道734号・735号(早雲山~姥子間)を約4キロメートルに渡って通行止めに。ロープウェイの代替として運行していた代行バスなどを運休にした。

箱根関連の株が下落

噴火警戒レベルの引き上げを受けて、観光や運送など箱根関連株が値下がりしている。

ロマンスカーを運行している「小田急電鉄」の株価は、気象庁が噴火警戒レベルの引き上げを発表した12時30過ぎに急落。

Yahoo!ファイナンス「小田急電鉄(株)」

 箱根小湧園などを展開している「藤田観光」株も午後から値下がり。

Yahoo!ファイナンス「藤田観光(株)」

伊豆箱根鉄道や伊豆箱根タクシーなどを傘下に持つ「西武ホールディングス」株も、午後から低迷している。

Yahoo!ファイナンス「西武ホールディングス」

噴火警戒レベルが「3」に引き上げられる以前の5月でさえも、大涌谷の火山活動の影響で箱根を訪れる観光客は前年同月より2割ほど減っていたという。

今回の噴火警戒レベル「3」への引き上げは、観光業をはじめとする箱根の産業に大きなダメージを与えることが予想される。

箱根では現在あじさいが見ごろを迎えており、箱根登山鉄道は7月5日までの期間「あじさい電車」を運行していた。

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