2016年度から終身雇用の「卓越研究員」を導入へ!受入機関のメリットは?

Text by

  • 1
123RF

123RF

文部科学省が2016年度から「卓越研究員」制度を導入する。

終身雇用を保証

「 卓越研究員」制度とは、国が認定した優秀な若手研究者が、受け入れポストを提示している国立大学などの研究機関を選んで研究を行う新制度。

国が毎年100~200人を「卓越研究員」に認定。卓越研究員は終身雇用が保証されるという。

人件費は受入機関が負担

制度の仕組みは、次のようなものだ。

  • 1.大学など「受入希望機関」がポストを提示
  • 2.40歳以下の若手研究員が希望ポストを国に申請(複数可能)
  • 3.書類審査や面談を経て「卓越研究員」を認定
  • 4.受入機関を最終決定

卓越研究員の人件費は受け入れ機関が負担。国は最初の2年程度の研究費や研究整備費を受け入れ機関に支給する。

研究環境の安定などを狙う

卓越研究員制度が導入される背景には、若手研究者を取り巻く厳しい状況がある。

大学等での本務教員としての若手のポストは年々減少。また、3~5年など任期付きで雇用される研究員も増えている。

卓越研究員制度を導入することで安定した研究環境を整え、独創的な研究に専念できる環境を整備する狙いだ。

ネット上には懸念の声が多数

卓越研究員制度の導入について、ネット上にはさまざまな意見が寄せられている。


他にも、「ポスト不足ではなく予算不足が原因、どうやってそんな人数を永年雇用し続けるの?」といった声も多数投稿されていた。

受入機関のメリットは?

また、ネット上には「卓越研究員を受け入れる機関には何のメリットがあるのか?」という疑問の声も寄せられていた。

文部科学省は、卓越研究員制度の概念設計で、受入機関に対するインテンティブを次のように述べている。

受入機関に対するインセンティブは、卓越研究員の受け入れによる卓越した研究の進展と、卓越研究員に選ばれることによるステータス向上

優秀な研究者を受け入れることで研究が進展。また、優秀な研究者に選ばれた機関としてスターテスを上げることができるという。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking