「人の仕事が減っていく…」キヤノンが国内カメラ生産を“完全自動化”という報道に不安の声

2015年08月04日 10時59分

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キヤノンが国内デジタルカメラの生産を完全に自動化するという。

全ての作業を自動化へ

日本経済新聞によると、キヤノンが国内の「デジタルカメラ」生産を完全に自動化するという。

2018年をめどに、部品の製造からカメラの組み立てまで全ての作業を自動ラインに置き換える。

熟練者の技を機械に置き換え

キヤノンは現在、国内では長崎県や大分県など4拠点でカメラの生産を行っている。

精密機器の生産作業には、経験と熟練の技術が必要とされるため、完全自動化は難しいと言われていた。

キヤノンは、2016年末までに大分県の工場に約130億円かけて「総合技術棟」を建設。技術者約500人を集めて、そこでロボットによる生産手法などの技術開発を行い、数年かけて熟練技術者の技を自動装置に置き換える。

総合技術棟で開発に携わる技術者には自動化する工場の人材を活用し、国内工場の雇用も維持する方針だという。

コスト削減などが期待

カメラの生産の完全自動化により、生産コストが1~2割減らせる見通し。コストを削減することで価格競争力や輸出競争力を高める。

また、人件費の高騰や人手不足への対応も期待できる。

ネット上には「さみしい」という声も

キヤノンが国内のカメラ生産を完全自動化するという報道に、ネット上にはさまざまな感想が寄せられている。

  • 文句言わないし、雇用関係のトラブルないし生産的
  • 安く高品質の製品ができるのは好ましいが、余剰人員はどうする?
  • こうやって人の仕事が減っていくのだろうか
  • 時代なんでしょうが、少しさみしいです
  • 人間にとって機械化は本当に良いことなのか
  • 人が消えて、ロボットだけが働いている国になるのであろう
  • 模範となるべき熟練工がいなくなったあと、機械は誰を手本とするのだろう?
  • ロボットが人間を駆逐する時代が近づいている…

「競争力が高まるのは良いこと」という意見がある一方で、「人の仕事がどんどんなくなっていく…」という不安も多数投稿されていた。

10年後には人間の仕事が半減か?

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授は、今後10年~20年程で人間が行う仕事の約半分が自動化されると予測している。

これまで機械化されていた簡単な手作業だけでなく、複雑な作業や知的能力を必要とする幅広い仕事も機械化されることが考えられるという。

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