品切店続出!負の遺産に特化した旅行誌「ダークツーリズム」が話題に

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「負の遺産」に特化した旅行雑誌が話題となっている。

「負の遺産」をめぐる旅行雑誌が創刊

今年7月、ミリオン出版から「負の遺産」を紹介する旅行雑誌「ダークツーリズム・ジャパン」が創刊された。

ダークツーリズムとは、イギリスの学者によって提唱された観光スタイル。

戦争や災害などの悲しい記憶を受け継ぐことが目的で、アウシュビッツ強制収容所や原爆ドームなどが旅先の代表例になっている。

ハンセン病療養所などを紹介

創刊号では、次のような特集が掲載されている。

  • 小樽ダークツーリズム紀行
  • 北海道囚人道路を旅する
  • 殉国七士「4つの墓」をめぐる旅
  • 阿部定が最期に見た風景
  • ハンセン病療養所「長島愛生園」のいま
  • チェルノブイリ-高線量地帯を撮る
  • 亡命チベット人が築いた山間の町
  • ドイツ「人体標本」の制作現場を見に行く

単に「負の遺産」を紹介するだけでなく研究者の論説を加えることで、負の遺産を前向きに学ぶ意義を見いだせるように工夫しているという。

近代産業が持つ影の部分を感じる

なぜ、負の遺産に特化した旅行雑誌が創刊されることになったのだろうか?編集に協力した大学教授は、ダークツーリズムについて次のように語った。

敗戦国で自然災害国の日本こそ、ダークツーリズムの発信拠点になりえる

また、「近代産業が必然的に持つ影の部分を旅を通じて感じ、ダークツーリズムの考えを日本に根付かせたい」とも話している。

売れ筋ランキング1位に

「ダークツーリズム・ジャパン」の売れ行きは好調。紀伊国屋は品切れ店が続出しているとして在庫状況をネット上に投稿。

Amazonでも現在、「紀行文・旅行記」で売れ筋ランキング1位となっている。

ネット上にも「読みたい」という声が続々

ネット上にも「読みたい」という声が続々と投稿されている。

  • どんなものか読んでみたい
  • 凄く面白い試み
  • 興味深い
  • 無かった事にするのではなく向き合うべき
  • これは読むべきもの
  • 面白そうだから3ヶ月くらい買ってみようかな

「悲惨な出来事にまつわる場所での金目当てのチープな観光ビジネス」など批判意見もあったが、「向き合うべきだ」など賛同する声も複数寄せられていた。

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