日本は世界で8番目に「高齢者が暮らしやすい国」という発表に異議続出

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国際団体の調査による「高齢者が暮らしやすい国ランキング」で日本が8位にランクインした。

96ヶ国・地域中、日本は8位

高齢者の生活調査をしている国際団体「ヘルプエイジ・インターナショナル」は9日、2015年版「高齢者が暮らしやすい国」ランキングを発表。

日本は96ヶ国・地域中、8位にランクインした。

欧州諸国が上位に

高齢者の健康や年金などの収入、雇用や公共交通機関などのデータをもとに96ヶ国・地域を調査。ベスト3は以下のような結果となった。

  • 1位 スイス
  • 2位 ノルウェー
  • 3位 スウェーデン

ベスト3には欧州諸国が並んだ。

ちなみに、アジアでベスト10にランクインしたのは日本だけ。韓国は60位、中国は52位、タイが34位だった。

日本は「健康」が高評価

日本が評価された点は、「寿命の長さ」や「高齢者の健康状態」、「高齢者の雇用指標」など。調査を行った団体は、日本について次のように述べた。

日本は世界の中で最も健康的な国の一つだ

調査結果は、国連の開発計画づくりの参考にもされるという。

ネット上には「そうかなぁ?」という声

今回の調査結果について、ネット上にはさまざまな反響がよせられている。

  • 素直に信じられないのは、なんでだろう…
  • そうかなあ?かえってそれが、下流老人とか老後破産とか作っちゃうんじゃん
  • 寝たきりで胃ろうとかで延命している医療だぞ
  • 日本人の持つ忍耐強さで、お年寄りが我慢に我慢して生活しているだけ
  • 若者が暮らしやすい国、暮らしにくい国で調べてみてはいかが?
  • 育児しやすい国を目指してくれや

「実感がない」「高齢者以外も暮らしやすくしてほしい」など、素直に喜べないという声が多い。

高齢者貧困率も8位

「実感がない」「信じれない」という声がある背景には、高齢者の貧困問題等がある。

確かに、日本の高齢者は健康だ。今年8月に米ワシントン大などの国際チームが発表した「世界の健康寿命ランキング」で、日本は男女とも世界188ヶ国中トップとなった。

しかし一方で、OECD34ヶ国を比較したデータによると、日本の高齢者の貧困率は19.4%。34ヶ国中8番目という高い貧困率だ。

高齢者世帯の受給増加により「生活保護」世帯は過去最多を更新し続けいる。また、生活保護以下の生活レベルで暮らす高齢者は現在600万~700万人いると言われている。

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