国勢調査の「偽サイト」がわずか1時間で作られていたことが判明

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総務省が削除要請した「国勢調査」の偽サイトが、一つ1時間ほどで作られていたことが分かった。

今回から始まった“スマート国勢調査”

今月10日から、インターネットによる国勢調査「スマート国勢調査」が始まった。

スマート国勢調査は、配布された利用者IDとパスワードで国勢調査オンラインにログインし、回答データを入力するというもの。

14日、この国勢調査の偽サイトが発見され、総務省がプロバイダーに削除要請する事態となり話題となっていた。

偽サイト制作者「注意喚起が目的」

偽サイトの制作者は15日、サイトを制作した意図を次のように語った。

悪意があればフィッシング詐欺は簡単にできると証明し、周りに注意を喚起することが狙いでした

国勢調査のネット回答に使う利用者IDとパスワードが封もされずに郵便受けからはみ出して投函されるケースがあると知り、ITリテラシーが低い友人に注意喚起するために偽サイトを作ったという。

本物の類似ドメインが未取得

偽サイト制作者は、国勢調査の公式サイトURLと類似したドメインに、まだ取得されていないものがあることを発見。

本物のURLを一部分変更した類似URLを利用し、「国勢調査2015のホームページ」と「回答トップページ」の偽サイトを作成した。

一つの偽サイトには「偽物」という文字が入っており、もう片方は画像ファイルをクリックすると「このサイトは偽サイトです。気を付けてください」というページに飛ぶように作られていた。

2つの偽サイトを2時間で作成

総務省からの要請を受け、男性は14日夕方に偽サイトを削除。ネット上にお詫びを投稿した。

 男性は、2つの偽サイトを合計2時間ほどで制作したという。

ネット上には「良い教訓」という声も

この報道を受けて、ネット上には多くの反響がよせられている。

  • すみませんで済む問題じゃない
  • だけど、この方のお陰で、どんだけネット回答が脆弱か分かった
  • 個人でも2時間で作れるlevelで空きドメイン。ホントならあんな物では済まない
  • 悪意あるユーザーじゃなくて良かった
  • ネット社会は基本性悪説が常識
  • 良い教訓になりますな
  • マイナンバーも簡単にフィッシング詐欺サイト作れそう
  • 最初から国が偽造防止用にいくつかのドメインを押さえておかないと…
  • 総務省こんなジョークを叱るよりファーミング対策でhttpsにしたらどうなのか

偽サイトが一つわずか1時間で作られたことや、本物の類似ドメインが未取得だったことなどに不安の声が続出している。

総務相、自治体に注意喚起

高市総務相は15日、ネット回答用IDなどのずさんな投函が相次いでいるのを受けて、全ての自治体に注意喚起をしたと明らかにした。

郵便受けに投函する際は、抜き取られないように封筒を奥まで入れるように指導しているという。

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