3年連続で貸出数1位、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」がスゴイ

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貸出冊数が3年連続で1位となった「福井県立図書館」のサービスが注目されている。

福井県民は読書好き?

公益社団法人「日本図書館協会」の統計によると、「県民1人あたりの貸出冊数」で福井県が3年連続で1位となった。

2014年度の福井県民1人あたりの貸し出し冊数は1.013冊。

都道府県民1人あたりの貸出冊数が1冊を超えているのは、全国で福井県だけだ。

月替わりで本を紹介

なぜ、福井県は3年連続で貸出冊数がナンバーワンとなったのだろうか?

福井県立図書館の担当者は、その理由を次のように話している。

特集コーナーを設け、書棚に埋もれがちな本を手に取りやすくしたことが結果につながった

ビジネス支援コーナーで幅広い分野の本を月替わりで紹介するようにしたところ、同コーナーの貸出数が前年度比96.5%増と大きく増えたという。

庭園や池が設けられた自然あふれる敷地や開放感のある居心地のいい空間に加えて、そのサービス内容が利用者の支持を得ているようだ。

本の名前を覚えてなくても大丈夫

福井県立図書館のサービスで特に注目されているのは「覚え違いタイトル集」というものだ。

覚え間違いやすいタイトルや著者名などのリストを作成し、利用者の本探しを手助けしている。リストに掲載されている「覚え違いタイトル」の一例は、以下の通り。

  • 「おくりびと その後」→「それからの納棺夫日記」
  • 宮部みゆき「ソロモンの秘宝」→「ソロモンの偽証」
  • 「おい桐島、お前部活やめるのか?」→「桐島、部活やめるってよ」
  • 男の子の名前で「なんとかのカバン」→「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
  • カフカの「ヘンタイ」→カフカの「変身」
  • タイトルが「数」で始まり、けっこう分厚い→「数秘術」
  • ラムネかサイダーみたいな名前の新人作家→清涼院流水
  • 偏差値40の女の子が何かした本→「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」

現在、覚え違いタイトル集に掲載されているのは567件。

福井県立図書館はホームページに「情報提供フォーム」を作成し、現在も覚え間違いを募集している。

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