おきて破り?世界遺産候補、立入禁止の「沖ノ島」報道公開に戸惑いの声

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「『宗像・沖ノ島と関連遺産群』世界遺産推進会議」HP

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世界遺産の国内候補となっている福岡県宗像市の「沖ノ島」が報道公開された。

「神宿る島」を報道公開

世界文化遺産の国内候補に決定し、2017年の世界文化遺産登録を目指す福岡県の「沖ノ島」が17日、報道陣に公開された。

「神宿る島」として一般人の立ち入りが原則禁止されている沖ノ島に多くの報道陣が立ち入るのは異例のことだ。

一般人の入島は原則禁止

沖ノ島は、九州本土から60km離れた玄界灘の真ん中にある島。

島全体が神域として信仰の対象となっており、現在でも「島で見たり聞いたりしたものは一切口外してはならない」「何一つ持ちだしてはいけない」「女人禁制」など厳格な禁忌が定められている。

島内にある「沖津宮」に神職が渡る他は一般人の入島は原則として禁じられており、島に入ることが許される一般人は五月に行われる大祭の参加者200人のみ。

島に上陸する際には、全裸になって海中で心身を清める「禊(みそぎ)」をしなければならない。

40人の報道陣が入島

そんな沖ノ島が17日、報道陣に公開された。

約50人の男性報道関係者らが禊をすませた後、入島。神職や市職員に案内され、沖津宮などを見学した。

ネット上には「関わられたくない」という声も

神宿る島「沖ノ島」が報道公開されたことについて、ネット上にはさまざまな反響がよせられている。

  • 入りたい!
  • いつか機会があれば行ってみたい
  • 最も行ってみたいところ
  • 沖ノ島が心配です。 ユネスコなどに関わられたくない
  • 掟破りだ!

「行ってみたい」「入りたい」という声もあったが、「心配」「おきて破り」など非難や戸惑いの声もあった。

世界遺産登録で「伝統」はどうなる?

世界遺産に登録された場合、厳格に守られてきた「沖ノ島」の伝統はどう変わるのだろうか?

福岡県庁の世界遺産登録推進室は、世界遺産に登録されたとしても一般人の入島人数を増やすことはないという考えを示している。

海を挟んで「遙拝」

世界遺産候補となっている「宗像・沖ノ島と関連遺産群」のうち、「宗像大社」と「新原・奴山古墳群」は現在でも見学が可能。

また、宗像市の大島に設けられた「沖津宮遙拝所」からは、水平線上に浮かぶ沖ノ島(沖津宮)を遙拝(はるか遠くから参拝)することができる。

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