「たった3回?」介護休業を分割で取得可能にという方針に、不満の声

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「介護休業」が3回まで分割取得できるようになる見通しだ。

介護離職ゼロを目指し改正へ

介護離職ゼロを目指して厚生労働省は、現在家族1人につき1回しか取得できない「介護休業」を3回まで分割取得できるよう見直しを求める報告書を取りまとめた。

報告書には他にも、「介護休暇の半日取得」や「介護者の残業免除」、「対象となる家族の拡大」などが盛り込まれている。

来年の通常国会に改正案を提出し、2017年度からの実施を目指す。

93日を3分割可能へ

現在、介護休業は「対象家族1人につき1回、通算93日まで」取得することができる。

しかし、原則として1回しか取得できないため、より大変な時期に備えて取得をためらうケースも多く、介護休業取得率はわずか3.2%に留まっている。

このため厚労省は、より柔軟でニーズにあった介護休業制度が必要と考え、介護休業を3回まで分割して取得できるようにするべきだと求めた。

また、介護休業中に支給される「介護休業給付」の額を現在の40%から育児休業と同じ67%に引き上げることも求める声もあがっているという。

ネット上には「足りない」という声

介護休業の分割取得は、介護離職の削減にどの程度効果があるのだろうか?

ネット上にはさまざまな反響がよせられている。

「一歩前進」と評価する声もあったが、「たった3回なんか足りるか!」「分割したところで、この日数で終わらないから離職する」など不満の声が多く見られた。

介護期間、平均4年9ヶ月

93日の介護休業では足りないという声が多いが、介護期間は平均でどのくらいになるのだろうか?

生命保険文化センターが平成24年度に行った調査によると、介護を行った期間の割合は以下のとおり。

  • 6ヶ月未満 6.7%
  • 6ヶ月~1年未満 6.1%
  • 1~2年未満 14.1%
  • 2~3年未満 13.3%
  • 3~4年未満 12.5%
  • 4~10年未満 33.9%
  • 10年以上 12.5%

平均介護期間は4年9ヶ月。10年を超えて介護をしたという人も1割以上いた。

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