「かかりつけ薬局」を持てば窓口負担が安くなる?厚労省が、診療報酬を改定へ

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「厚生労働省」資料

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厚生労働省は、患者が同じ薬局を複数訪れた場合に「お薬手帳」に関する診療報酬を引き下げる方針を固めた。

現在、指導料として約120円の負担

現在、薬局ではお薬手帳への記載や残薬確認、情報提供・説明など「薬剤服用管理指導料」として1回につき410円の診療報酬が加算されている。(患者負担は3割負担で約120円。)

同じ薬局に複数回通ってもこの管理指導料は同じ。

しかし、厚生労働省の調査で、患者1人あたりの薬剤服用歴管理指導業務にかかる平均時間が2回目以降は短縮されていることが明らかに。

厚生労働省「調剤報酬(その2)」

厚生労働省「調剤報酬(その2)」

このため、継続患者に対する指導料に差を設けることができるのではないかと検討されていた。

残薬解消へ期待

現在、飲み忘れなどで年間およそ500億円分の「残薬」が発生しているとされており、そのうち400億円分は薬剤師の管理や指導などで改善できると推計されている。

同じ薬局に通う患者の負担を減らすことで「かかりつけ薬局」を推進し、服薬情報を一元的管理。多剤・重複投与の防止や残薬解消により医療費の削減にもつながると期待される。

ネット上には「お金がかかっていたのか」と驚く声

同じ薬局に通うことで窓口負担が軽くなることを世間の人々はどう思っているのだろうか?ネット上にはさまざまな意見がよせられていた。

  • これは嬉しい
  • むしろ、早くマイナンバーカードに統合して欲しい
  • えっ、お薬手帳の記載ってお金かかってたの!?
  • 手数料取られてたことを恥ずかしながら今知った
  • 手帳をまじめに持っていくと支払うお金が高くなるって変
  • お薬手帳いらない

管理指導料がかかっていたことさえ知らなかったという声が多い。また、国の指導に従ってお薬手帳を持参したほうが負担が増えることについての疑問の声も投稿されていた。

「電子版お薬手帳」の普及も

お薬手帳をめぐっては、処方箋をスマホで撮影して薬局へ送る「電子お薬手帳」も浸透し始めている。

現在、「電子版お薬手帳」は薬剤チェーンや薬剤師会などが独自に開発したものが使われており互換性がないが、厚生労働省はどこでの薬局でも対応できるような標準仕様の構築を検討しているという。

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