「ボッタクリよりいい…」全日本仏教会の“お坊さん便”批判に、異議が続出

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「全日本仏教会」HP

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全日本仏教会が発表した「お坊さん便」を批判する談話に、異議をとなえる声が多数よせられている。

Amazonが「お坊さん便」をスタート

全日本仏教会は24日、Amazonが販売を開始した「お坊さん便 僧侶手配サービス」についての理事長談話を発表した。

「お坊さん便」とは「株式会社みんれび」が2013年から展開しているお坊さん派遣サービスで、Amazonが今月8日からサービスの販売を開始。

法事法要を行う僧侶の派遣は3万5000円~、戒名は2万円など料金が明示されており、「わかりやすい」と評判になっていた。

全日本仏教会「お布施はサービスの対価ではない」と反発

このサービスについて全日本仏教会は24日、「仏教会から宗教をビジネス化しているという批判が起こっている」という談話を発表。

次のように主張している。

お布施は、サービスの対価ではありません。同様に、「戒名」「法名」も商品ではないのです。申し上げるまでもなく、お布施は、慈悲の心をもって他人に財施などを施すことで「六波羅蜜(ろくはらみつ)」といわれる修行の一つです。なぜ修行なのかというと、見返りを求めない、そういう心を持たないものだからであります。そこに自利利他円満の功徳が成就されるのです

宗教行為をサービスとして商品化することを批判し、「Amazon」の宗教に対する姿勢に疑問と失望を禁じ得ません」と語った。

5年前にも同様の事態が

全日本仏教会は、一貫してお布施に営利企業が「定額表示」すること反対している。

2010年にイオンが「お坊さん紹介サービス」としてお布施の目安金額をホームページに掲載した時にも、お布施はあくまで「寄付」で金額を表示するのは適切でないなどと強く反発。

強い反発を受けてイオンはホームページからお布施の目安料金を削除し、サービス名称も「寺院の紹介」に変更した。

ネット上には「対価を明示しないほうがえげつない」という声

「お布施はサービスの対価ではない」「戒名は商品ではない」という全日本仏教会の主張を、世間の人々はどう思っているのだろうか?ネット上には多くの反響がよせられている。

  • ということはお布施払わなくてもいいってことかな?
  • 対価じゃないならなんなんだ?ボランティアでやってくれるのか?
  • 昔からの慣習とか相場ってのが払う側は一番やりにくい
  • 宗教行為をサービス業として成り立たせてるのお前らやん
  • ボッタクリよりいいだろ
  • 税金も払わず対価も明示せず「気持ち」と称する商売の方がよほどえげつない
  • これも一つの既得権争い

全日本仏教会の主張への反論が多数投稿されていた。

宗教とビジネスの線引きをめぐり裁判も

宗教とビジネスの線引きはあいまいだ。

今年7月、ある宗教法人が納骨堂への固定資産税の課税取り消しを求めて東京都を訴えた。

提訴したのは、赤坂見附駅から徒歩数分の一等地で5階建ての納骨堂「赤坂浄苑」を運営する宗教法人。

宗教法人が宗教目的で使う土地や建物は通常、固定資産税などが「非課税」と定められている。

しかし東京都は、「赤坂浄苑」が宗派を問わずに遺骨を受け入れていることや、仏具大手の「はせがわ」に建物内での営業を認めていることから、固定資産税として約400万円を納めるように求めた。

どのようなタイプが課税対象になるのかは法律には明確な規定はなく、都は個々の実態に応じて課税対象となるかどうかを判断しているという。

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