非正規世帯の4割が「赤字」と判明!食事や医療費を切り詰めて生活

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非正規労働者が家計を支える世帯の4割超が「赤字」だということが分かった。

非正規労働者の実態を調査

労働者等の調査・研究を行う公益財団法人「連合総研」は14日、昨年10月に実施した「非正規労働者」に関する実態調査の結果を発表。

非正規労働者の厳しい実態が明らかになった。

非正規労働者の33.9%が家計を支えている

非正規として働く20~49歳の男女およそ2000人を対象に調査したところ、33.9%が世帯の家計を支えている主稼得者であることが分かった。

男性の非正規労働者の49%は「自分の収入が世帯収入の全て」または「世帯収入の半分くらいを占める」と回答。

自分が家計の主な稼得者だと回答した割合は、40代男性の非正規労働者では70.6%にのぼった。

44.2%が赤字

非正規労働者が家計を支えている家庭のおよそ44.2%が年間収支が「赤字」と回答。

また、非正規労働者が家計を支えている家庭の27.9%では貯金もないことが分かった。

家計を支える女性の約半分が年収200万円未満

家計を支えている非正規労働者の過去1年間の年収は次のとおり。

【男性】

  • 100万円未満 8.1%
  • 100~200万円未満 29.4%
  • 200~400万円未満 55.7%

【女性】

  • 100万円未満 14.7%
  • 100~200万円未満 34.2%
  • 200~400万円未満 48.4%

家計を支える非正規労働者の男性の37.5%、女性では48.9が年収200万円未満となっている。

2割の世帯が食事を減らす

また、非正規労働者のおよそ8割(非正規労働者が家計を支える世帯では86.2%)が支出を切り詰めて生活していることが判明。

切り詰める対象として最も多かったのは「衣料費」。次いで、「理容・美容費」「外食費」と続いた。

さらに、非正規労働者が家計を支える世帯の2割超が過去1年に生活苦で「食事の回数を減らした」と回答。13%は「医者にかかれなかった」と答え、0.9%は「子供の進学を断念した」と回答した。

ネット上には嘆きの声が続々

この調査結果についてネット上の反応は。

  • これはえぐい…
  • 悲惨。働いても食えないなんて、なにが美しい国よ
  • 雇用が増えても生活が苦しければ景気も上がらんし、貧困は拡大する
  • 弱者は使い捨ての奴隷も同然
  • 正規でもそう、食費医療費には限度がある
  • 政府はまず「一億総満腹」の社会を目指すべし

非正規労働者の現状を嘆く声が多数よせられていたが、中には「正社員でも同じ」という意見もあった。

非正規労働者は年々増加

非正規労働者の数は年々増えている。昨年には、労働者に占める非正規労働者の割合が初めて4割に達した。

企業が正社員でなく非正規労働者を雇う理由として最も多いのは「賃金を節約するため」だ。

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