入浴中の溺死、2014年は4866人!交通事故での死者数を上回る

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flickr_政輝 Dustin 翁 Oung

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消費者庁が「入浴中の事故」に注意するよう呼びかけている。

10年で1.7倍に増加

消費者庁は20日、家庭の浴槽での溺死者数が急増していると発表した。

家庭の浴槽での溺死者数は、10年間で約1.7倍に増加。

「消費者庁」News Release

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2014年は、交通事故による死者数4113人を上回る4866人が家の浴槽で溺死した。

9割が高齢者

浴槽で溺死した者の約9割は65歳以上の高齢者。

「消費者庁」NewsRelease

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高齢化に伴って、浴槽での事故が増加しているとみられている。

温度差や熱中症で意識を失う

入浴中の溺死は、次のような原因で意識を失って発生。

  • 浴槽内で熱中症になり、脱水症状や末端血管が拡張
  • 脱衣所や浴室の室内と浴槽内の温度差で血圧が急変動し、脳虚血などに

温度の急激な変化で血圧が大きく変動したりのぼせて意識が無くなり、浴槽の中に没してしまうという。

日本固有の入浴方法も影響か

また、熱い湯に肩までつかるという日本固有の入浴方法も事故に影響していると言われている。

高齢者の死亡率を国別にみると、日本の75歳以上の男性の溺死死亡率が34.6%なのに対し、ギリシャは13.2%、韓国は10.9%、アメリカは2.4%。

75歳以上の女性でもギリシャや韓国、アメリカなど主な国と比べて日本は溺死死亡率が高くなっている。

予防方法は?

入浴中の事故を防ぐには、どんなことに注意すればいいのだろうか?

消費者庁は、以下の5点に気を付けるように呼びかけている。

  • 1.入浴前に脱衣所や浴室を暖める
  • 2.お湯の温度は41度以下で、漬かる時間は10分までを目安に
  • 3.浴槽から急に立ち上がらない
  • 4.アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控える
  • 5.入浴前に、同居者に一声かける

一人での入浴を避けるために、公衆浴場を利用するのも良いという。

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