所得制限なし!大阪市長、5歳児の“教育費”を完全に無償化する方針を固める

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flickr_MIKI Yoshihito

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大阪市で4月にも、幼稚園に通う5歳児の教育費が完全に無償化されるかもしれない。

5歳児の「教育費」を無料に

毎日新聞は21日、大阪市長が4月から幼稚園に通う5歳児の保育料を完全に無料とする方針を固めたと報じた。

所得制限は設けずに、市立幼稚園の保育料を全額免除。私立幼稚園も現行の補助金制度に上乗せをして無料化する方針だという。

保育所については認可保育所の「教育費」に相当する部分のみを無料とする。

「子どもの教育費無償都市」を目指す

また、大阪市では将来的にこどもの教育が完全に無償化されるかもしれない。

大阪市の吉村市長は昨年12月に市長に就任した際の方針演説で次のように述べている。

この任期中の4年間の大きな目標として、「子どもの教育費、医療費、無償都市大阪」をめざします

大阪府で私立高校が実質無償化とされていることから、幼児教育の無償化が実現できれば「子どもの教育費無償化都市大阪」を実現させることができると語った。

ネット上に賞賛の声が続々

市長が5歳児の教育費を無償化する方針を固めたことについて、ネット上には賞賛の声が多く投稿されていた。

  • やったぁぁああああ
  • 助かりすぎる、ほんま泣ける
  • 感無量です
  • 所得制限なしというのがすばらしい!第3子とかに限らないのもすばらしい!
  • 新婚世帯の家賃補助より、市内への人口流入効果ありますよね
  • どんどん広げてほしいな
  • このまま、大学も無償に突き進め!

一方で、こんな意見も。

  • 無理があるんじゃないの?長続きすんのかしら?
  • 財源は大丈夫なのだろうか?
  • 私立に入れるだけの余裕がある家庭にまで必要な事か?

所得制限を設けないことや財源を疑問視する声もあった。

幼児教育の無償化は世界的な流れ

幼児教育の無償化は、世界的な流れだ。

イギリスでは2004年までに全ての3~4歳児の幼児教育の無償化を実現。フランスでは3歳以上のほぼ全員が無償の公立幼稚園を利用している。

韓国でも2012年に保育園を含む3~5歳児の幼児教育の無償化が決定。

アメリカでは公立小学校付設の幼稚園は無償とされており、ドイツでは州によって5歳児が無償となっている。

幼児教育は「成績」や「収入」に影響

また、複数の国では無償化の年齢をさらに引き下げようとしているという。

それは「社会的公正」を図るためや「幼児教育が初等教育以降の学力向上に効果がある」とされているためだ。

米国で行われた幼児教育の効果に関する研究で、幼児期の質のいい教育はその後の「良い成績」や「より高い収入」につながるという結果が明らかにされている。

「内閣官房」資料

「内閣官房」資料

OECDは日本は幼児教育・保育に対する公的支出額が少なく家計の負担になっていると指摘し、就学前教育と保育に関する公的支出を増加すべきだと提言している。

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