「寂しい…」国内最古級の木造駅舎“浜寺公園駅”の営業終了に、惜しむ声が続々

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flickr_hiromitsu morimoto

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現存する私鉄最古の木造駅舎の営業終了に、惜しむ声が集まっている。

駅舎引退セレモニーが開催

大阪府堺市にある南海電鉄「浜寺公園駅」で27日、駅舎の引退セレモニーが開かれた。

セレモニーには地元の自治会や商店街関係者、泉大津駅の駅長など40人が出席。109年の歴史をもつ「浜寺公園駅」は27日で閉鎖される。

明治40年建築の木造駅舎

浜寺公園駅の駅舎は1907年(明治40年)に、明治を代表する建築家辰野金吾氏の事務所の設計により建築。

現存する私鉄最古の木造駅とされており、1998年には国の登録有形文化財に指定。また「近畿の駅百選」に選出され「堺市景観賞」も受賞している。

立体交差化で、新駅舎を建設へ

しかし、南海本線の連続立体交差事業で新駅舎が建設されるのに伴い、27日(28日未明の最終電車)が発車した後に閉鎖されることとなった。

駅舎は文化的な価値が高いため保存され、2028年に完成予定の新駅舎のエントランス部分として活用される計画だ。

ネット上には「ありがとう」という声

浜寺公園駅の駅舎が営業を終えることを受けて、ネット上には反響が続々。

長年親しまれてきた駅舎の引退を惜しむ声が多数投稿されていた。

新駅舎での活用方法は?

木造の浜寺公園駅駅舎は新駅舎でどのように活用されるのだろうか?

堺市は活用方法を次のように構想。

「堺市」HP

「堺市」HP

現在の駅舎の中央部分を新駅舎のエントランスに。両側部分は来場者の集いや憩いの場にするという。

意匠を考慮して駅舎の前にある階段等は残し、新駅舎と旧駅舎の間にはスペースを確保。スロープを設置するなどのバリアフリー化を計画している。

大正8年建築の「諏訪ノ森駅駅舎」も終了へ

営業を終える駅は浜寺公園駅だけではない。

同じ堺市にある1919年(大正8年築)の「諏訪ノ森駅駅舎」も南海本線の連続立体交差事業により新駅舎になることが決まっている。

「堺市」HP

「堺市」HP

諏訪ノ森駅駅舎は入口上方に設けられたステンドグラスが特徴で登録有形文化財の他、「現存する重要な土木構造物2800選」と「近畿の駅百選」にも選ばれており、浜寺公園駅駅舎と同様に保存・活用が構想されている。

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