「発想がスゴイ!」三菱電気が開発した“海水アンテナ”が話題に

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「三菱電気」NEWS RELEASE

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「海水を使ったアンテナ」が発表され、注目が集まっている。

地デジを受信

三菱電気は27日、海水の水柱で電波を送受信するアンテナ「シーエアリアル」を開発したと発表した。

世界で初めて海水アンテナで地デジの受信実験を行い、画像を映し出すことに成功したという。

「水柱」をアンテナに

「シーエアリアル」は海水を噴き上げて生じた「水柱」をアンテナとして利用。

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アンテナ送受信部(水柱)だけに高周波電流を効率よく流す絶縁ノズルを開発し、水柱に接続する高周波電源部から海中への電流を遮断。

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水柱を太くして海水の伝導率の低さをカバーし、実用レベルのアンテナ効率70%を実現したという。

海水があれば簡単に設置

これまで、低い周波数のアンテナは数メートル~数十メートルの高さが必要とされており、巨大なアンテナとそれを支える大規模構造物が必要だった。

海水アンテナは装置が小さく、海水があればどこででも設置可能。装置がコンパクトなので、移動もできるという。

三菱電気は今後、従来の「低周波用大型アンテナの置き換え」や「コンパクトさを活かした新事業」に展開するとしている。

ネット上に賞賛の声が続々

海水アンテナ開発の発表を受けて、ネット上には反響が続々。

賞賛する声が多く投稿されていた。

海水の活用が進む

海水を活用した技術の研究が、世界中で進められている。

米海軍は2014年、海水から二酸化炭素と水素ガスを抽出して触媒コンバーターで液化させて「燃料」に変える技術を開発したと発表。

日本では海水から「ウラン」を捕集する技術が研究されている。

海水中にはウランやチタン、バナジウムなどの有用希少金属が含まれている。全地球上の海水中に含まれているウランの量は推算45億トン。

「日本原子力研究開発機構」資料

「日本原子力研究開発機構」資料

海水から金属資源を捕集する技術が確立されれば、資源問題の大きな解決策になると期待されている。

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