厚労省が「正社員転換プラン」を発表!2020年までに“やむなく非正規”を1割以下に

2016年01月29日 13時08分

2016年01月29日 13時08分

「厚生労働省」資料
「厚生労働省」資料

政府が「不本意に非正規として働いている労働者」の割合を10%以下に減らすという目標を明らかにした。

25~35歳の「不本意な非正規」を半分に

厚生労働省は28日、非正規社員の正社員化や待遇改善のための「正社員転換・待遇改善プラン」を発表。

2014年平均18.1%の不本意非正規労働者(不本意非正規)の割合を2020年度までに10%に。25歳~34歳では2014年の28.4%から14.2%に半減させるという目標を示した。

若年層の契約・派遣社員に多い

不本意非正規とは、正社員として働ける会社が無かったことを主な理由として不本意だけど非正規で働いている者のこと。

2016年の実態調査によると、正社員以外の労働者が現在の就業形態を選んだのは次のような理由から。

  • 自分の都合のよい時間に働けるから 37.9%
  • 家計の補助・学費等を得たいから 30.6%
  • 家庭の事情(家事・育児・介護等)との両立を考えて 25.4%
  • 通勤時間が短いから 24.8%
  • 正社員として働ける会社が無かったから 18.1%

「派遣労働者」の37.7%、「契約社員」の31.8%が「正社員として働ける会社が無かったから現在の就業形態を選んだ」と回答。

また、不本意非正規は学生・高齢者・パートを除く層に多く、若年層で高い割合となっている。

「職業訓練」の充実などを実施

厚労省は不本意非正規の正社員化を進めるために、「職業訓練の充実」や「中退・既卒者を正社員採用した企業への助成金新設」など若者の支援に力を入れたプランを計画。

さらに、ハローワーク等においての個別支援の徹底や就職面接会の積極的開催、中小企業と大学生等とのマッチング等を行う。

ネット上には「企業が従うはずもない」と悲観的な声も

「不本意非正規」を約半分に減らすという政府の目標について、ネット上には。

  • まあ、無理でしょうね
  • 企業が従うはずもない
  • 中高年を正規で雇ってくれるところが何処にあるのか
  • だったら労働者派遣法を廃案にしろ
  • 非正規を積極的に拡大する政策をし続けていてなに言ってんだか
  • 社会保険等や賃金形態を見なおせばいいだけ
  • 正社員と非正規社員の差をなくせば、この問題は解決するのに

中には「方向性は良い」と評価する声もあったが、「無理」と悲観的な見方や「派遣法改正と矛盾している」という声もある。

また「子育てとの両立や勤労条件を理由に正社員を諦めている者は入っていない」として、不本意非正規は実はもっと多いのではないかと言う指摘も投稿されていた。

正社員の求人倍率は依然1以下

厚生労働省が29日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2015年12月の有効求人倍率が1.27倍なのに対し、正社員の有効求人倍率は0.80倍。

企業が正社員以外の労働者を活用する理由で最も多いのは「賃金の節約のため」(38.6%)だ。

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