「具体的にどうなる?」日銀の“マイナス金利”導入に注目が集まる

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「日本銀行」資料

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日銀が「マイナス金利」を導入すると発表し、衝撃が広がっている。

日銀当座の金利が▲0.1%へ

日本銀行は29日、来月16日から「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入すると発表。

日銀の当座預金に▲0.1%のマイナス金利を適用することを明らかにした。

マイナス金利とは?

マイナス金利とは、金利がマイナスでお金を預けると利子がとられてしまう状態のこと。

欧州ではすでに導入されており、2009年にスウェーデンがマイナス金利を導入、その後、デンマークに欧州中央銀行、スイスも導入した。

スイスでは▲0.75%、スウェーデンでは▲1.1%、デンマークでは▲0.65%など大きめのマイナス金利が適用されている。

日銀当座残高の一部に適用

発表によると、日銀は当座預金残高を3段階に分け、断層ごとに「プラス金利」「ゼロ金利」「マイナス金利」を適用。

当座預金残高のうち、一定水準を超える金額の金利を現在の0.1%から▲0.1%に。今後、必要な場合はさらに金利を引き下げるという。

2%の早期実現を目指す

日銀がマイナス金利の導入を決めた背景には、原油安や中国経済の低迷、新興国や資源国の先行き不透明などで世界の金融市場が不安定になっている状況がある。

日銀は「量」「質」「マイナス金利」という3つの次元の緩和手段を駆使して、2%の早期実現を図るとしている。

ネット上には「預金が減るの?」と懸念する声も

日銀のマイナス金利導入を受けて、ネット上には反響が殺到。

マイナス金利の影響に注目が集まっている。

どのような影響が?

日銀当座預金にマイナス金利が導入されることで、どのようなことが起こるのだろうか?

マイナス金利では金融機関が日銀に資金を預けるメリットが薄れるので、金融機関が資金を積極的に貸し出すようになることが予想される。

また、今回のマイナス金利の適用対象は「日銀の当座預金」だが、預金の金利引き下げなど個人にも影響が及ぶことも考えられる。

日銀がマイナス金利の導入を発表した後、国債を買う動きが広がり、長期金利の指標となる10年国債の利回りが一時0.09%と過去最低を更新した。

欧州では「マイナス金利の住宅ローン」も

既にマイナス金利が導入されている欧州では、ポルトガルやイタリアなどで「マイナス金利の住宅ローン」が登場。

また、スイスのオルタナティ・バンク・スイスなど「個人預金にマイナス金利を適用」する中堅銀行も現れている。

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