「面白くてよくわかる…」日本循環器学会が公開した“AEDサスペンスゲーム”が話題に

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「日本循環器学会」Press Release

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日本循環器学会がAED普及のために作ったサスペンスゲームが話題となっている。

ゲームで救命の緊迫感を体験

日本循環器学会は1日、「減らせ突然死プロジェクト実行委員会」と共同で作成したAEDサスペンスドラマゲーム「心止村湯けむり事件簿」をリリースした。

ゲームを通じて救命の緊迫感を体験し、AEDの使い方や心臓マッサージに興味を持ってもらう狙いだ。

老舗旅館でのサスペンスドラマ

ゲームの舞台となるのは、心止仏の伝説がある人気の老舗旅館。

「日本循環器学会」HP

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倒れたひとりの男をめぐって、命をかけたサスペンスゲームがスタート。

設問は全部で10問。中にはクイズに答えるだけでなく、リズムに合わせて心臓マッサージをするという課題も。

「日本循環器学会」HP

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プレイ結果はSNSで拡散できる。

ネット上に「面白い」という声が続々

ネット上には早くも、ゲームの感想が続々。

  • 作りこみすげぇ
  • よくできてるなあ
  • つかみからオッケーだ!こういう発想いいね
  • 面白くてよくわかる
  • 優れもの
  • これは新しい切り口で良いかも
  • すごい面白いからみんなもやってみて

賞賛の声が多く投稿されている。

学会「関心のなかった方々にも興味を」

日本循環器学会はAEDサスペンスドラマゲームをリリースした理由を次のように説明。

これまで関心のなかった方々にも、本ウェブコンテンツを通して 救命が誰にでもできることだと考え、そのポイントを理解できること、 さらにはこれを機に心肺蘇生法講習会の受講を促すことによって 心臓突然死を減らすという社会的使命を果たしていきたい

ただ説明するだけの教材ではなく、参加型ゲームにすることで最後まで飽きないコンテンツを提供。

ゲームをきっかけに蘇生講習会の受講を促し、心臓突然死を減らしたいと考えているという。

AEDの使用率、わずか4%

日本循環器学会等がAEDの普及に力を入れる背景には、AEDの低い使用率がある。

近年、AEDは急激に普及している。

「総務省」資料

「総務省」資料

しかし、一般市民によるAEDを使用した心肺蘇生は十分に広まっていない。

平成26年度には一般市民に目撃された心肺停止は2万5255件あったが、一般市民による心配蘇生が行われたのは約半数の1万3679件。

一般市民がAEDを使用して心配蘇生したケースはわずか1030件(4%)だった。

AED使用で生存率・社会復帰率がアップ

AEDなどの心配蘇生を行うことで、心肺停止者の生存率・社会復帰率は大幅に上がる。

総務省の資料によると、心配蘇生が行われなかった人の1ヶ月後の生存率は8.4%で、社会復帰率は4.3%。一方で、一般市民がAEDを使った傷病者の1ヶ月後の生存率は50.4%で、社会復帰率は43.3%。

一般市民による心配蘇生で、1ヶ月後の生存率が約6倍、社会復帰率は約10倍になる。

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