「厳しすぎ…」喫煙シーンのある映画を“成人指定”にというWHO勧告に、反発の声が続出

Text by

  • 1
flickr_華氏103

flickr_華氏103

WHOが「喫煙シーン」のある映画を成人指定にするよう勧告し、衝撃が広がっている。

WHO「喫煙シーンが若者を誘導」

世界保健機関(WHO)は1日、タバコを吸うシーンがある映画について次のように指摘。

世界の若者たちを喫煙に誘導している

タバコを吸うシーンがある映画を成人向けに指定するよう各国に勧告。また、映画の始りに喫煙による健康被害を訴える広告を入れるよう勧めた。

未成年の喫煙、37%は映画等の影響?

WHOは、2014年のハリウッド映画の44%に喫煙シーンがあり、喫煙を始めた未成年の37%が映画などをきっかけにタバコを吸い始めたという調査結果を発表。

喫煙シーンのある映画を成人指定にすることで、未成年の喫煙を抑える狙いだ。

ネット上には「やりすぎ」という声

このWHOの勧告を受けて、ネット上には反響が殺到。

中には賛同する人もいたが、「厳し過ぎないか?」「馬鹿げてる」など反発する声が多数投稿されていた。

世界で広がるタバコ規制

タバコに関する規制が、世界中で広がっている。

ロシアでは2014年6月から、韓国でも2015年1月から屋内全面禁煙に。米国では26州の職場やレストラン、バーが全面禁煙だ。

各国、喫煙シーン規制に乗り出す

また、映画やドラマでの喫煙シーンを規制する動きも各国で強まってきている。

米国では2007年、大手映画会社数社が若者向け映画で喫煙シーンを採用しない社内方針を採用。

2010年には、カリフォルニア大学教授が映画「アバター」で植物学者がタバコを吸うシーンを「上下水道にプルトニウムをぶち込むようなもの」と批判。

喫煙シーンが多く登場する米国テレビドラマ「マッドメン」は、衣装や小道具をチャリティーオークションにかけて肺がん予防・治療のために寄付した。

日本のアニメも規制の対象に

日本のアニメの喫煙シーン問題とされている。

台湾の衛生署国民健康局は2012年、日本のアニメ「ワンピース」に喫煙シーンが多いとして、鑑賞年齢の表示や放送時間の見直しなどを行うよう通知した。

また日本でも2013年に、日本禁煙学会がジブリ映画「風立ちぬ」の中で喫煙シーンが魅力的に書かれていると指摘。

「タバコ規制枠組み条約13条」に違反しており、「未成年者喫煙禁止法」にも抵触するおそれがあるとして、法令を遵守した映画を作るようにという要望書を提出した。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking