健康な女性が“凍結卵子”で出産!ネット上には「私も保存したい」という声も

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社会的な理由で卵子を凍結保存していた女性が、凍結卵子を使って出産したことが分かった。

44歳女性が“凍結卵子”で出産

大阪市のオーク住吉産婦人科は2日、44歳の女性が凍結保存した卵子で女児を出産したことを明らかにした。

仕事や年齢など社会的な理由で卵子を凍結し出産したケースが日本国内で明らかになったのは、これが初めてとみられる。

41歳の時に「いつか子どもを」と凍結保存

凍結卵子で出産した女性は看護師で、健康状態には特に問題はなかった。結婚の予定はなかったが、いつか子どもを持ちたいと41歳の時に卵子を凍結保存。

その後結婚し、凍結した卵子を解凍して体外受精。昨年の夏に女児を出産した。

同クリニックでは2010年から健康な女性の卵子凍結を始め、昨年末までに229人の卵子を凍結保存し17人が体外受精したが、出産まで至ったのはこの女性が初めてだという。

ネット上の反響は賛否両論

医学上の問題がない健康な女性が卵子を凍結保存して出産したという発表を受けて、ネット上には反響が続々とよせられている。

中には批判的な声もあるが。

肯定的な意見も多い。

他にも「このまま何年も独身を続けるなら迷わず選ぶ」「昔は絶望するしかなかった。本当にいいこと」といった声も投稿されていた。

出産年齢が高年齢化

近年、日本では結婚・出産年齢の高年齢化が進行。

「厚生労働省」資料

「厚生労働省」資料

それに伴い、不妊治療を受ける人も増えている。

国立社会保障・人口問題研究所の調査では、子どものいない夫婦の52.2%が不妊を心配したことがあり、28.6%が不妊検査や治療を受けたことがあると回答。

体外受精で産まれた子どもの割合は、2004年には1.64%だったのが2010年には2.7%にまで増えた。

浦安市、卵子凍結に助成

このような状況を受けて浦安市は、何らかの理由ですぐに子どもを産めない女性への卵子・卵巣凍結保存技術の不妊治療に関する研究をスタート。

20~34歳までの女性の卵子の凍結保存に補助金を出している。

卵子凍結にはリスクも

晩婚化や出産年齢の高年齢化などにより関心が高まっている卵子凍結だが、リスクもある。

受精卵や胎児への影響が不明なことや、卵子採取時の出血の恐れ、天災や火災で保存温度が上昇して溶けて受精卵が失われることなどが危惧されている。

また、健康保険が適用されないため1回あたり百万円を超える費用が必要となることもある。

 

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