「働かせすぎ…」小中教員の1日の平均労働時間が“13時間”と判明し、嘆きの声

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flickr_Dick Thomas Johnson

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小中学校の教員が1日平均「13時間」労働していることが分かった。

連合総研の調査

働く人達のシンクタンク「連合総研」は2日、教職員の働き方に関するシンポジウムを開催。

そこで、小中学校の教員の1日平均労働時間が「13時間」だという調査結果をまとめた。

1日11時間以上を学校で過ごす

連合総研によると、教員の平均的な勤務状況は次のとおり。

【小学校の教員】

  • 出勤:午前7時29分
  • 退勤:午後7時11分
  • 学外労働 1時間9分

【中学校の教員】

  • 出勤:午前7時23分
  • 退勤:午後7時38分
  • 学外労働:1時間6分

それぞれ11時間~12時間を学校で過ごし、学校から出た後も1時間以上労働しているという。

「保護者・地域からの要望」が負担

調査では、多くの教員が「保護者・地域からの要望対応」や「国や教育委員会からの調査対応」に負担を感じていると回答。

また、「学校徴収金未納者への対応」や「国・教育委員会からの調査対応」などの業務を他の職員やスタッフに移すべきだと答えた。

ネット上には「ブラック」との指摘も

連合総研の調査結果を受けて、ネット上には多くの反響がよせられている。

  • どう考えても働かせ過ぎ
  • 色々と酷いな
  • ブラック企業だよ、これじゃあ
  • これは問題だ
  • 教育に税金をもっとかけてほしい
  • 緊急に改善を!

連合総研は、教育の質の向上をはかるために教育業務を円滑に遂行するための望ましい時間管理の在り方等について検討していく必要があると指摘している。

教員の仕事時間、日本はOECDで最長

OECDが2013年に発表した「国際教員指導環境調査」によると、教員が1週間に仕事にかける時間は参加国平均が38時間なのに対し、日本は53.9時間と最長。

内訳をみると、「指導」や「採点・添削」に使った時間は参加国平均を下回っている一方で、「課外活動の指導」や「一般事務業務」に使った時間は平均を大きく上回っている。

精神疾患で5千人超が休職

多忙な状況からか、精神疾患で休む教職員も多い。

文部科学省の調査によると、教員の44.9%が普段の仕事について「とても疲れる」と回答しており、2014年には精神疾患で5045人(全体の0.55%)が休職している。

「文部科学省」資料

「文部科学省」資料

また、「ストレスを相談できる者がいるか?」という質問について、一般企業の労働者は89%が「いる」と答えたのに対して、教職員で「いる」と回答したのは45.9%だった。

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