「つらすぎる…」不漁での“ひみ寒ぶり宣言”見送りに、嘆きの声が続々

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「氷見漁業協同組合」HP

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「ひみ寒ぶり宣言」が今年は見送られることとなった。

2011年以来初めて

富山県の氷見漁業協同組合は4日、今年度はブリの不漁のため「ひみ寒ぶり」宣言を見合わせることを決めたと発表した。

宣言が見合わせられるのは、2011年の宣言開始以来初めて。

水揚げ量が過去20年で最少

氷見漁港では2011年度から重さ6kg以上で3歳半くらいなど一定の水準を満たしたブリを「ひみ寒ぶり」とブランド化。

毎年、まとまった水揚げがあった時に「ひみ寒ぶり宣言」をし、販売証明書を付けて統一デザインの青い魚箱に入れて出荷していた。

しかし今年は、富山県内での10月から1月半ばまでのブリの水揚げ量は18トン程度と過去10年平均のおよそ2割。過去20年で最少の水揚げ量となっている。

氷見漁協「中途半端な状態では宣言できない」

氷見漁業協同組合は、「ひみ寒ぶり宣言」を見合わせた理由を次のように説明。

今年度は魚体、数量、その他総合的に判断した結果、ひみ寒ぶりとして取り扱いができる状態ではありませんでした。関係者及び消費者の皆様方には大変ご迷惑をおかけしたのではないかと思います。しかし、商標登録をし、ブランド魚として管理、販売をおこなっている以上、中途半端な状態では宣言できないことをご理解していただきたいと思います

来シーズンに向けて豊漁を祈ると共に、管理体制を整えてブランドの維持に努めたいと述べている。

ネット上には「悲しい」という声

ひみ寒ぶり宣言の見送りが決まったことを受けて、ネット上には反響が続々。

  • これはショック
  • なんてこったい
  • 見送るなんてことがあるんですね~
  • 悲しい…とても悲しい ぶり食べたい
  • 富山旅行が決まったので食べるの楽しみにしていたのに
  • ツラい、ツラすぎる…

残念という声が多数投稿されている。

海水温の影響か

なぜ、今年は「ひみ寒ぶり宣言」が見送られるほど、ブリが不漁となっているのだろうか?

はっきりした原因は分かっていないが、海水温や日本海の潮流パターンなどが影響しているのではないかとみられている。

ブリは例年、日本海の冷たい海域を避けて富山湾など日本海沿岸に南下してくる。しかし今年は、沿岸から離れた海域でも温水域が広がったためブリが南下せず、不漁になっているのではと考えられている。

ブリの生態分布に変化?

富山湾など日本海沿岸でブリが深刻な不漁となっている一方で、北海道では2011年からブリの漁獲量が増えている。

北海道のひだか漁業共同組合によると、これまでサケを獲っていた漁場でなぜかいきなり大量のブリが獲れるようになり、2013年には漁獲高は400トンに。

急遽体制を整え、「春立ぶり」や「三石ぶり」などブリをブランド化したという。

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