「助かる…」10月からの“B型肝炎ワクチン”定期接種化に喜びの声

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flickr_Tatsuo Yamashita

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B型肝炎の予防接種が定期接種になる。

対象は4月以降に生まれる0歳児

厚生労働省は5日、「B型肝炎ワクチン」を今年10月から定期接種とすることを決めた。

対象は今年4月以降に生まれる0歳児で、標準接種スケジュールは生後2ヶ月と3ヶ月、7~8ヶ月の3回接種。

「厚生労働省」資料

「厚生労働省」資料

接種費用は原則無料に。接種後に健康被害が発生した場合には治療費などが支払われる。

肝臓がんの原因となるウィルス

B型肝炎はウイルスによる病気で、肝炎や肝臓がん、肝硬変の原因となる。

「日本肝臓学会」HP

「日本肝臓学会」HP

B型肝炎ウィルスに感染すると遺伝子が肝臓内に一生残り、免疫力が低下した時に重度の肝炎を引き起こすことも。

感染力がとても強く、年間約1万人が新規感染していると言われている。

WHOが定期接種を指示

B型肝炎ワクチンは世界初のがん予防ワクチンで、WHOは生後すぐに接種するように指示している。

しかし日本では現在、接種は任意とされており、費用は1回8千円程度。3回接種して抗体検査も行う場合、2万7千円ほどが必要となる。

ネット上には「良かった」という声

B型肝炎ワクチンが無料の定期接種となることを受けて、ネット上には反響が続々。

喜ぶ声が多かったが、既に接種を済ませた保護者からは「もっと早く定期接種にしてくれればよかったのに…」と嘆く声も複数投稿されていた。

「任意接種」が保護者の負担に

また、ネット上には「ロタウィルス」や「おたふくかぜ」ワクチンも定期接種にしてほしいという声もあった。

日本の予防接種は「定期接種」と「任意接種」に分かれている。自治体によっては任意接種ワクチンの費用を助成しているところもあるが、そうでない場合は費用は保護者負担となる。

日本はワクチン後進国?

ワクチン接種を推奨するNPO法人「VPDを知って、子どもを守ろうの会」は、日本の予防接種制度は先進国・中進国の中で最低レベルだと指摘している。

日本で任意接種とされている「ロタウイルスワクチン」は、WHOがどんなに貧しい国でも国の定期接種として無料で接種するように指示しており、既に複数の国では定期接種されているという。

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