「ライターもダメ?」JRの“可燃性液体”持込禁止の方針に、戸惑いの声

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flickr_Hiroaki Sakuma

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JRが「可燃性液体」の持ち込みを禁止する方針だと報じられ、驚きが広がっている。

3月26日から持ち込み禁止に?

読売新聞は18日、JR6社が「可燃性液体」の一切の持ち込みを禁止する方針を固めたと報じた。

3月26日から適用する方向で調整しているという。

新幹線放火事件で課題が浮上

昨年6月、東海道新幹線の車内で男性がガソリンをかぶって焼身自殺し、乗客1人が巻き込まれて死亡するという事件が発生した。

この事件を受けて太田国土交通大臣は昨年7月、「ルールの上で改善すべき点はないか検討を行う必要がある」と発言。JRと緊急会議を開き、現行ルールの見直しを要請していた。

現在は「3kg」以内は持ち込み可

現在、可燃物等の危険物の持ち込みは「鉄道営業法」でもJR各社が定める「旅客営業規則」でも原則禁止とされている。

しかし、JRの旅客営業規則には「可燃性液体でも重量が3kg以内のものは持ち込むことができる」という例外規定がある。

これは旅客営業規則が規定された昭和33年は、灯油が日用品として持ち運ばれていたためだ。

ネット上には「どこまでが対象?」という声

JRが可燃性液体の一切の持ち込みを禁止することについて、ネット上には多くの反響がよせられている。

他にも「ライターもだめなのかな?」「どうやってチェックするの?」など疑問の声が多数投稿されていた。

海外では列車でも荷物検査

海外では、列車に乗る際に手荷物検査を実施している国もある。

中国では、高速鉄道や地下鉄、高速バスなどで荷物検査を実施。高速鉄道の駅舎の入り口には手荷物検査のゲートが設けられている。

アメリカは2005年にロンドンで発生した同時爆破テロを受けて、ニューヨークの地下鉄の改札所前や駅構内で無作為の手荷物検査を実施。

ヨーロッパでは、ユーロスターの乗車駅でX線検査や手荷物検査が行われているという。

日本では「手荷物検査」は非現実的?

日本では現在、鉄道テロ対策として「巡回警備」や「カメラでのモニタリング」、「透明なゴミ箱の設置」や「運転室の施錠」などが実施されている。

新幹線乗客への手荷物検査も議論されているが、乗降客数の多さや運行間隔などから非現実的だという意見が多い。

可燃性液体の一切の持ち込みを禁止した場合、JRはどうやってチェックするのだろうか?

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