芸術?ポルノ?CGで描いた“裸の女児”をめぐる裁判に注目集まる

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「CGで作成したリアルな裸の女児は児童ポルノにあたるのか?」ということを争点にした裁判に注目が集まっている。

CGで女児の裸を描いた男を逮捕

2013年、裸の女児の写真データをもとに作製したコンピューターグラフィックス(CG)画像を販売したグラフィックデザイナーの男性が児童ポルノ禁止法違反などの罪で逮捕された。

現在、東京地裁で裁判が続いており、3月15日に判決が言い渡される。

弁護側「芸術作品」と主張

男性は、顔は元の写真に似せたが、構図やポーズは頭の中で一から考えて画像を作成したと証言。弁護側は男性の作品について「芸術作品」と主張している。

一方で検察側は「実在する女児の写真を元に極めて似せて描いた」として「CG技術を悪用した犯行」と指摘。男性に懲役2年罰金100万円を求刑している。

ネットには「また表現規制か」との声

CGで描いた裸の女児の絵がポルノにあたるかという問題について、ネット上には多くの意見がよせられている。

中には「無罪になったら写真にしか見えないCGポルノがあふれかえる」といった懸念もあったが、「問題ない」「取り締まりすぎ」といった意見が多く投稿されていた。

同様の事件は過去にも

「芸術かポルノか」を巡る問題は、たびたび論争となっている。

今月1日、自らの女性器の立体データを提供した裁判で、東京地裁は漫画家のろくでなし子氏に罰金80万円を求刑。弁護側は「芸術活動だ」と無罪を主張していた。

2013年には、男性器が映った写真集を販売したとして警視庁がシンガポール国籍の写真家レスリー・キー氏を逮捕。

また、2012年から開かれた展覧会「会田誠展 天才でごめんなさい」では、展覧会を開催した森美術館にポルノ被害と性暴力を考える会が女性軽視やわいせつ物に該当すると抗議した。

2014年に愛知県美術館で開催された「これからの写真展」では、警察が展示中の作品を「わいせつ」と指摘し、作品の一部がシーツで隠されることに。

「春画展」は大英博物館では16歳未満禁止で、日本では18歳未満入館禁止で開催された。

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