「ひどすぎ…」ある高校の“不適切な授業内容”が判明し、嘆きの声

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ある高校の授業内容に、衝撃が広がっている。

「映画鑑賞」や「釣り銭計算」を授業と見なす

三重県伊賀市のある高校が通信制の生徒に対して、USJでの土産の買い物での釣り銭計算を数学の授業とみなすなど不適切な授業を行っていたことが分かった。

他にも「バスでの映画鑑賞」は英語の授業、「ドライブインでの食事」を家庭科の授業、「テーマパーク内の散策」を美術や総合学習の授業として取扱い、必要な授業時間を満たしていたという。

株式会社が運営する学校

問題となっているのは、三重県伊賀市にある「ウィッツ青山学園高等学校」。

構造改革特区制度を活用した株式会社が運営する学校で、2005年に開校。通信制には約1100人の生徒が在学している。

通信制の生徒は通常、自宅や全国にある支援教室で学ぶが、年に2回、三重県伊賀市にある本校で2~3日のスクーリングを受ける必要がある。

同校のホームページにはスクーリングの内容は「ネイティブ教師による総合的な学習」「芸術科目・体育科目を集中的に受講」などと記されている。

就学支援金不正受給の疑いも

ウィッツ青山学園高校は昨年、就学支援金を不正受給した疑いで家宅捜索を受けた。

報道によると、経営者らは高齢者などを勧誘し、課題の提出や学習指導をしていないにも関わらず修学支援金を申請していたという。

ネット上に驚きと批判の声が続々

明らかになったウィッツ青山学園高校の授業内容を受けて、ネット上には反響が殺到。

驚きや批判の声が多かったが、中には定時制高校に通っていた人などから「授業はこんなんばっかりだった」「通信制はこんなもの」という声も投稿されていた。

広域通信校の不適切事例が課題に

「広域通信制高校」はここ十数年で大幅に増加した。

「文部科学省」資料

「文部科学省」資料

通信制高校は不登校や何らかの事情がある子どもの進学先として便利な側面があるが、課題も多いという。

文部科学省が2013年に実態調査を行ったところ、「添削指導をマークシート方式で実施」や「入学許可や卒業認定を口頭で実施」、「面接指導を行う教員の多くが臨時免許しか持たない」「教員以外がレポート添削」などの不適切な事例が発覚。

把握された不適切事例について各団体で指導・改善の取り組みを行っているが、施設が広域にまたがることから実態把握が困難で対応し難い状況にあるという。

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