落書きなどを懸念…京都迎賓館の一般公開に反対する声も

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「内閣府」HP

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「京都迎賓館」が通年で一般公開される見通しだ。

GW期間中に試験公開

菅官房長官は6日、現在は年10日間程しか一般に公開していない「京都迎賓館」を、7月下旬から年間を通じて一般公開することを検討する意向を示した。

GW期間中に試験公開を実施。4月28日~5月3日は1日1500人、5月4日~9日は2000人に先着順で一般公開する。

「京都御所」や「桂離宮」も?

また、現在は事前申込制の「京都御所」も予約不要で通年公開する方針。

同じく宮内庁への事前申込みが必要となっている「仙洞御所」と「桂離宮」「修学院離宮」についても、当日受付での参観が可能な方法を探るという。

狙いは「外国人旅行者」の増加

これまで限定公開としていた施設を一般公開にするのは、外国人旅行者のさらなる増加が狙いだ。

訪日外国人の増加に伴い、日本を訪れる外国人の消費も拡大。2015年は過去最高の3兆4771億円となった。

菅官房長官は京都迎賓館の一般公開について「日本の歴史や伝統、文化にあふれた施設を開放し、魅力を十分に理解していただいきたい」とコメント。

既に、東京の「赤坂迎賓館」は今年4月からの一般公開にむけて準備が進められている。

ネット上には「感心しない」という声も

京都迎賓館の一般公開検討を受けて、ネット上には多くの反響がよせれらている。

「うれしい」「ぜひ行きたい」など喜ぶ声が多かったが、「落書きとかをされないように…」「セキュリティを強固にしてほしい」と公開を懸念する声もみられた。

文化財の「き損」や「盗難」が問題に

近年、各地で文化財のき損や盗難が問題となっている。

昨年には、東大寺や二条城、成田山新勝寺など複数の城や寺などで油がまかれる事件が相次いだ。

総務省が今年1月に発表した世界文化遺産の実態調査によると、法隆寺や厳島神社など、14の世界文化遺産で15件の落書きが確認。

「総務省」資料

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奈良市など複数の自治体は、文化財の盗難などが相次いでいるとして防犯体制のチェックをよびかけている。

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