新大学入試、記述式問題を「人工知能」が採点?文科省が検討

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新大学入試で、「人工知能による記述式問題の採点」が検討されているという。

採点AIの開発を推進?

産経ニュースは7日、文科省が「新大学入試」の記述式問題の採点について、人工知能(AI)の活用を含めた技術開発を推進する方針を最終報告案に盛り込む見込みだと報じた。

採点時間の効率化や安定性を高めるためだという。

記述式採点にかかる時間が問題に

文部科学省はセンター試験に代わる新しい大学入試テストの2020年度からの実施を目指しており、制度設計を進めている。

記述式問題を盛り込むことが計画されているが、採点に要する時間が40~80文字で3~4日、200~300字で約1週間かかり、複数の記述式問題を出した場合には採点期間が数ヶ月におよぶことが試算で判明。

このため、記述式問題の採点を民間事業者に委託することなどが検討されている。

AIがキーワードで回答を分類?

人工知能による採点とは、どのように行われるのだろうか?

文部科学省案にはクラスタリング(分類)による記述式採点の効率化が記されている。

「文部科学省」資料

「文部科学省」資料

記述式問題の回答をデジタル化してテキスト処理し、類似した回答ごとに並べ替えて正答条件ごとに採点を分担。採点の揺らぎを減少させると共に、採点精度の向上も期待できるという。

アメリカでは既に実用化

コンピュータ(人工知能)による採点は、アメリカでは既に経営大学院や医学大学院の作文試験などで行われている。

また、人が行った採点とコンピュータによる採点の得点には大きな差はないという研究結果も示されている。

ネット上には「早すぎる」という意見も

新大学入試の記述式問題を人工知能が採点するという案について、ネット上の反応はさまざまだ。

他にも「2032年ならあるかな~と思った」「4年後の導入は無理なのでは…」など早すぎるという意見や、「一般の日本語とは違うテスト用の日本語が生まれるのでは…」といった指摘などが投稿されていた。

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